リアウサウンドブックで、宮崎駿にかんする2冊の新刊の書評を書きました。
『風の谷のナウシカ』に表れる宮崎駿の“矛盾”とは? 『ミヤザキワールド』と『ナウシカ考』、2冊の書籍から考察|Real Sound|リアルサウンド ブック
矛盾とタイトルに出ていますが、それは混沌とした魅力の言い換えでもあり、ネガティブなばかりの意味ではないです。
『ミヤザキワールド』は米国の日本アニメ研究家、スーザン・ネイピア氏の本、『ナウシカ考』は民俗学者の赤坂憲雄氏の本です。この2冊に共通してみられる宮崎駿の作品世界の特性はなんだろうか、という点について書きました。
『風の谷のナウシカ』も久しぶりに読み直していたのですが、やはりすごい漫画ですね。スーザン・ネイピア氏が「西洋的価値観からすると衝撃的でさえある」と評するあの結末、西洋的価値観のグローバリズムが進行した今読むと、昔と違った感慨を持ちます。
ミヤザキワールド‐宮崎駿の闇と光‐
posted with amazlet at 20.03.08
スーザン ネイピア
早川書房
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