シネマトゥデイに、現在大ヒット中の『鬼滅の刃』の制作会社であるufotableの紹介記事を書きました。
「鬼滅の刃」で話題!制作スタジオufotableはここがすごい! – シネマトゥデイ:映画の情報を毎日更新
ufotableさんの沿革と代表作、制作姿勢の特徴などについて紹介しました。『鬼滅の刃』ではじめてufotableの作品に触れた方を想定して書いています。過去の代表作のどんなポイントが『鬼滅の刃』のクオリティにつながっているのかなども軽く盛り込んでみました。
全体のアベレージの高い会社ですが、ほとんどの工程を自社でまかなえることと、一作ごとに積み上げてきた技術と演出力が、『鬼滅の刃』に活かされているんだというのは伝わるなといいなと思います。
代表作のチョイスは悩みました。『まなびストレート』はどうするかとか。撮影がユニークなんで入れてもいい気がしましたが、『空の境界』以降の作品を中心にするのがやっぱりいいよなと思い、こういうセレクトになってます。『フタコイオルタナティブ』は、『空の境界』のきっかけになったので入れました。
タイプムーン作品のほか、外崎監督と総作監の松島さんのコンビ作の『テイルズ』シリーズと『刀剣乱舞』などを入れていますが、こうして並べてみると、代表作といえる作品は、原作ものなんですよね。
原作つきの作品をハイレベルで作って人気を博す、というのは2000年代の京都アニメーションを思い出します。京アニさんは、2010年代には、KAエスマ文庫をテコにオリジナル作品を増やしていきましたが、2020年代のufotableさんはどうするのでしょうね。今回の大ヒットで、一段上のステージに行くことになるのだと思うんですが、これからも原作ものを中心にやっていくのか、それともオリジナル企画を立てていくのか、きになっています。
多分、この原作をやってくれという売り込みはたくさんあるんでしょうが。ufotableさんにアニメ化してもらえれば、これだけ売れる可能性があると証明されたわけですし。
次回作は『刀剣乱舞』の映画になるのかなと思いますが、いつごろ公開なんでしょうね。
僕としてはオリジナル企画もやってみてほしいなと思ってます。ufotableさんは一応「文芸部」もありますし、KAエスマ文庫みたいなことできないですかね。