シネマズPLUSに藤井道人監督作品『ヤクザと家族』の短文レビューを書きました。
『ヤクザと家族』レビュー:健康で文化的な最低限度の生活を奪われたヤクザを描く | cinemas PLUS
1000文字以下で書くという企画なので、1ポイントで勝負してる記事です。タイトルにも入れましたが「健康で文化的な最低限度の生活」とヤクザという1ポイントで書いています。
暴対法と暴力団排除条例の全国的な施行で生きる道を奪われていくヤクザのお話なんですが、令和時代のヤクザの実態を丹念に取材して作っていると思われます。携帯の契約もできなければ、銀行口座も開設できないんですよね。生活する上での必要な契約もできなくなってしまうので、足を洗いたくても洗えないような状況に追い込まれていくわけです。
上に挙げたポイントで本作を観るために、可能な方は『ヤクザと憲法』というドキュメンタリー映画を観ることをお勧めします。どこかで2本立て上映してほしいです。
『ヤクザと憲法』は実際のヤクザの事務所にカメラが入り、今のヤクザの生活の実態を映した作品です。憲法で保障されているはずの基本的人権が守られていない実態が良くわかります。『ヤクザと憲法』とたくさんリンクしている部分があります。