ハフポストで、バングラデシュの縫製工場で労働者の権利ために戦う女性たちを描いた映画『メイド・イン・バングラデシュ』のルバイヤット・ホセイン監督にインタビューしてきました。
「Tシャツ3枚分の月給」で1日1600枚のTシャツを作る女性たち。グローバル経済の不均衡を前に私たちにできること | ハフポスト アートとカルチャー
世界の縫製工場と呼ばれるほど、グローバルファストファッション企業の工場がひしめくバングラデシュですが、そのファストファッションを先進国で安く手に入れられるのは、どうしてなのかを描いた作品です。
月給がTシャツ2,3枚分しかない、でも、一日に1000枚はTシャツを作っている女性たちが労働者としての権利を勝ち取るために立ち上がります。1人の女性をモデルにしているそうで、彼女の実際の戦いをストーリーの中核に据えています。
作中、欧米の企業の人間が工場に視察にやってきて「君の工場はコストが高すぎる」と言っているのが大変に印象に残ります。劣悪な環境で安い賃金で働かされているにも関わらず、まだコストが高いと思っているんですね、欧米人は。
この作品の背景には、1000人以上の死者を出したラナ・プラザビルの崩壊事故があります。その時、犠牲になったのは、この映画に登場するような低賃金の労働者でした。安全が守られていないのですね。