アニメ!アニメ!の敵役連載で、『ダイの大冒険』から大魔法バーンを取り上げました。
【ダイの大冒険】大魔王バーンがダイに告げる人間の残酷さはどうして説得力があるのか | アニメ!アニメ!
知略と策謀に長けて、冷酷さもありながら部下を立てる話術も巧みに使いこなす、強いだけじゃなく話術や組織力を高めることができる智謀の悪役なのがいいですね。言葉の説得力がある悪役なんですよね。
ドラゴンの騎士であるダイを言葉で揺さぶりをかけてくるあたりは、人間である我々読者からするとドキリとする場面です。真理を突いてきますよね。主人公のダイが少年の純粋さを持っているのに対して、老獪さがあるバーンは主人公を引き立てるという意味でも、完成度の高い敵役だったと思います。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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Point3つ
強さだけじゃない、話術の説得力が大物悪役の所以
知略と策謀に長けて、部下も使い捨てにできる冷酷さと話術
冷静な観察眼、これは自分よりも多くを見通せている者という風格が
Intro
大魔王バーンの言葉は重みがある。
思わず納得しかけるようなことを言い出す敵役だ。
世界は完璧じゃないので、正義が守ろうとする側が全て正しいわけでも、美しいわけでもない。
ダイの大冒険、最後の敵、大魔王バーンはそんな点を的確に言葉でえぐってくる。
Body1
人間はお前を迫害するぞという言葉
↓
ダイは実際に迫害されかけたことがある。そして、父バランと母の悲劇は人間が本当に守るにたる存在かを揺らがせる。
↓
強いやつをリスペクトし、勧誘できる胆力。。。
勝利できる気分を味合わせてからの絶望
Body2 常に余裕を持ち続ける智謀
二重、三重、時には四重にも五重にも策をもっているバーン
しかし、情に厚いわけではない。全ては駒として冷酷に扱う。
温情ある対応、失敗を3度まで許すや功績を認めるというのも、物事をスムーズにいかせるための計算ずくの行動。
そこから生まれる、絶大な深さとカリスマ
上記の話術、人間の醜さを指摘するのも、そうした深い策略に基づいてものもの
気を許せば、心を持っていかれて、魅了
Body3 溢れる知性から飛び出す数々の名言
魔界の神としての説得力が充分。
壮大な冒険の最後の敵にふさわしい品格がある。
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メモ終わり。今回はすっきりテーマが決まったからか、メモすることがあんまり多くなかったです。勢いで書けたというか。
老人のバーンの方がキャラクターとしては面白いなと思っています。強さは若いバーンの方が上なんでしょうけど、貫禄みたいなものは老人時代のがありましたね。アニメでは声を担当した土師孝也さんの芝居も説得力がありました。
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