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YouTube Space Tokyo見学会に行ってきました。この素晴らしい設備全部無料。

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先週の金曜日にYouTube Space Tokyoに行ってきました。
AMNさんのFans:Fansで見学会を募集していたのです。

初めて入りましたけど、素晴らしい設備ですね。本当に普通にスタジオですね。

YouTube Space Tokyoは今年(2013)の2月にオープンした、YouTubeクリエイターのためのスタジオ施設。撮影用のスタジオ、レコーディングルーム、カメラ機材、編集機材も全てYouTubeで作品を発表するクリエイターなら無料で利用可能な施設です。利用申請にはYouTubeパートナープログラムへ登録している必要があります。

公式サイトはこちら。
YouTube Space Tokyo – YouTube

YouTubeなどの動画プラットフォームを使えばだれでも動画コンテンツを公開し、広告収入によって収益を上げることができる環境が整いつつあるのですが、動画コンテンツ製作から公開の一連の流れで一番大変なのは、良いコンテンツを作ることです。アイデア勝負とはいえ、動画はテキストコンテンツほど手軽に生み出せるものではなく、また撮影場所や機材の問題にも直面します。いっぱしのカメラ買うとかなりのお金がかかります。

YouTube Space TokyoではYouTubeで発表するコンテンツを製作を支援するための施設。合計3つのスタジオとクレーンも含めた撮影機材、レコーディングルーム、AVID完備の編集ルーム全て無料で利用できます。

で、実際どんな設備なのよ、ってのを見せてもらいました。貴重な機会をありがとうございました。

場所は六本木ヒルズ。これは入り口。
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スタジオ1

これがスタジオ1。一番大きいスタジオですね。広さは120平方メートル。ご覧の通り、クレーンカメラがありますが、これも無料で使える。
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脚立と照明立てるスタンドと照明機材たち。
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クレーン。
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照明機材は基本LED仕様とのこと。
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各スタジオとコントロールルームと配線が繋がっている。撮影した素材はリアルタイムでコントロールルームでスイッチングなどの調整可能。
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クレーンカメラはパナソニック製でした。
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グリーンバックのスタジオ2

スタジオ2はグリーンバック。合成を駆使した映像も作れます。
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スタジオ2ももちろんコントロールと繋がってますから、リアルタイムではめ込みの映像も作れます。
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コントロールルームとレコーディングルーム

これはコントロールルーム。最大24の動画を同時に表示可能。24カメまで同時に表示可能。
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レコーディングルームがコントロールルームに隣接してあります。もちろん完全防音。ガラスの向こうがコントロールルームです。
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こういうスタジオっぽいものもちゃんとついているのです。基本的には機材もスタジオの作りもテレビ局のそれを踏襲しているとのこと。
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東京タワーをバックにトーク番組を撮影できるスタジオ3

これがスタジオ3。
夜なのでわかりにくいんですが、バックに東京タワーがあります。いいロケーションですよ、これは。この日は節電の日とか何かで光ってなかったんです。残念。
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このスタジオ3ではトーク番組などを撮る用のスタジオですね。このテーブルは5人がけ。背景にある家具みたいなものはどかしてもいいし、そこに合成画像をはめこんでもオーケー。ここが僕は一番気に入った。ここでなんかトーク番組やりたい。バックに映画の予告編とははめ込みで流して、映画のトークしたい。
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その他の設備

キッチンもあります。お料理番組も撮れます。ビルの規制の関係で火を使えないらしですが。オシャレなキッチンなんでスイーツ系の紹介とかいいかもね。
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編集ルーム。6台のマシンがデュアルモニタ完備。全部AVIDも使える。もちろんファイナルカットプロも入ってる。モーションなどはこれは導入するそう。
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ここはメイクルーム。役者の待機室にも使えます。
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ここはロビーの一角。出番待ちの時はここで待機で。コーヒーなんかも無料で飲めます。
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ロビーの別の一角にこうして椅子が並べられていて、ここでも撮影可能です。ここもバックは東京タワー。YouTubeは何か東京タワーにこだわりがあるんでしょうか。多分僕が思うに東京の象徴としてわかりやすいということなんでしょうね。YouTubeは公開すれば、世界中から視聴できます。TokyoのYouTubeのスタジオ発というのがビジュアルでわかりやすいから、ということかも。あるいは単に絵になるからかもしれないですが。
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その他、40人くらい入れるセミナールームにはスクリーンとプロジェクターがあります。ここでクリエイター向けワークショップなども開催しています。

YouTube Space Tokyoを利用するには

この設備の利用にはYouTubeパートナープログラムへの参加が必要となっています。登録は無料です。YouTubeに広告を挿入できるようになるプログラムのことです。そして別途申請をしてYouTube側での審査、スケジュール調整をして通ったら使えるようになります。

流れとしては、

  1. オンライン申請にて企画書提出
  2. 企画の審査
  3. 契約書を交わす
  4. プロジェクトの製作企画書作り
  5. クリアランス(出来上がった作品が実際に事前のガイドラインに沿っているかのチェック)
  6. YouTubeに公開

となります。その他、音楽や写真など動画内で使用する素材の権利をきちんとクリアしていることを証明できる必要があります。
普通にYouTubeにするよりは厳しめに見られます。まあ、この場合製作協力をYouTube側がするのに等しいですから、当然といえば当然。

実際にこのYouTube Space Tokyoで作られた作品に劇団スカッシュのストーキングバンパイアシリーズがあります。スタジオ1での撮影、セットは自分たちで持ち込みです。ブリーフ一丁の白塗り男が突然襲いかかってくるホラーコメディ。

この動画は字幕をキャプションで表示できるようにしていますが、海外からのユーザーもコメントけっこうもらってます。こうして手軽に国境越えてしまえるというのはYouTubeの優れた点。テレビも映画も権利関係でこう簡単にはいきません。

しかし、これだけの設備を無料で借りれるといのはなかなかありません。ていうか普通ないです。太っ腹だなあ。クリエイター側は無料でスタジオを利用してより良い環境で作品を作れて、より良いコンテンツをYouTube側は確保できる。ウィン・ウィンの関係ですね。

まだ今年から始まったばかりのスタジオですが、ここから新しい才能がたくさん生まれて欲しいですね。

YouTube パートナーシップに興味のある方は以下のリンクからご確認ください。
http://www.youtube.com/yt/partners/ja/
YouTube Space Tokyoの公式サイトはこちら。申請方法、イベントのお知らせなどはここでチェックできます。
http://www.youtube.com/yt/space/ja/tokyo.html

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