シネマライズ閉館

hotaka-sugimoto 2016年1月8日

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2016年1月7日、渋谷シネマライズが閉館した。

第一報を聞いた時は、正直そこまで衝撃ではなかった。そんなにショックでもなかった。

高校時代、ミニシアターブームだったこともあり、しょっちゅう通った映画館なのに、なぜだろうなあ。多分最近行ってなかったからだろう。ラインナップに魅力が無くなった。シネマライズという名前でハコとしては同じものだけど、ここ数年は中身が別ものという印象だった。ハードはシネマライズだけど、ソフトが違ってしまっていた。
それシネコンでも上映されてますよね？みたいな作品やってたりしてたし。

きっとショックじゃなかったのは、僕の中でシネマライズはとっくの以前に閉館してしまっていたんだろうなあ。

トレインスポッティングもムトゥ踊るマハラジャもここで見てるし、ウォン・カーワイのブエノスアイレスもここで見たなあ。ブエナビスタ・ソシアルクラブもここだった。リリイ・シュシュのすべてもここだっけ。ミニシアターブームのころはここは混んでる時が多かったので、よく外を暑い日も寒い日も並ばされたな。

シネマライズで最後に見た作品は山戸結希監督の「5つ数えれば君の夢」。僕のライズの歴史はとても良い映画で終われたと思う。ライズらしい体験ができた。新鮮な映像体験だったし、新しい才能に出会えた。