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敵役連載、『範馬刃牙』から範馬勇次郎について書きました

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 アニメ!アニメ!の敵役連載、20回まで来ました。今回は、範馬勇次郎を取り上げました。

 【範馬刃牙】人類の永遠の強敵「退屈」と戦い続けた地上最強の生物、範馬勇次郎の親心とは | アニメ!アニメ!

 『BAKI』のシリーズは魅力的な敵がいっぱいいますが、やっぱり最初に取り上げるなら範馬勇次郎だなと。この連載やってる間、どこで取り上げようかずっと考えていたキャラクターの一人です。

 とにかく最強すぎて、人を超越しているけど、一人の親でもある。並ぶものがいないからこそ孤独で退屈。範馬勇次郎の戦いは、退屈との戦いなんですよね。

 「手こずることにすら手こずる」って言葉が出てきますけど、これが好きです。とてもいいセリフだと思います。退屈って本当にきついことなんですよね。

 ミヒャエル・エンデの『モモ』を引用して、退屈との戦っている孤高の男という感じで書きました。

 

 以下、原稿作成時のメモと構成案
 
 
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並び立つ者がいない孤独、、、退屈。。退屈は人を殺す、拷問のような退屈さ
父殺しとしての刃牙。。。乗り越えられるべき対象
子は親の背中を見て育つ
弱き者の味方ではない、、、弱気ものの前には強き者がいるから弱者を助ける

乗り越えるべき壁がないのは、悲劇。。。人生にとって
致死性退屈症。。。ミヒャエル・エンデ『モモ』

早過ぎるリタイアはリスクがいっぱい|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
42万9000人を対象に認知症発症率を調査。その結果をまとめた13年の報告書によれば、60歳で退職した場合、65歳まで働く場合に比べて認知症と診断されるリスクが約15%高かったという。


退屈すると人は衰えていく。退屈は人類の大敵と言えるのでは?

  
 

Thesis
退屈と戦う男、範馬勇次郎

 
 

Point
退屈は人類の最大の強敵、、、何をやっても実現できてしまう、乗り越えるべき壁が見つからない苦痛
父殺しとしての物語。。。。子は親の背中を見て育つ。。。普遍的なよくある親子喧嘩という点を忘れない
範馬刃牙も強いが、退屈せずに済んだのは父がいたから。。。。退屈させないように、乗り越える壁になってやった?・・・父として?
 
 

Intro
範馬刃牙の最大の敵、父の範馬勇次郎最強の生物だ。

彼は何と戦っていただろうか。。。。それは人類最大の敵とも言える「退屈」と戦っていた
 
 

Body1 退屈はなぜ怖いのか
致死性退屈症。。。。ミヒャエル・エンデ『モモ』
退屈は死に至る病

乗り越えるべき壁がないと人は不幸になる。・・・・暇と退屈の倫理学から持ってこれるか

範馬勇次郎には、乗り越えるべき壁がない。なぜなら、彼は腕力だけで全てが手に入るから。
一人で一国の軍事力に匹敵する男

手こずることにすら手こずる。。。。この苦しみ。
強さも度を超すと夢を奪い去っちまうんだ

彼はそんな境地に達した唯一の生物

 
 

Body2
だから彼は、息子を育てることにした。自分と並び立つものにするために。

それはもっぱら自分の退屈との戦いのため

それが息子にとっては、普遍的な親子喧嘩だった。父を乗り越える、当たり前の成長過程の「父殺し」がア描かれることになったのが本作の面白いところ
 
 

Body3
刃牙も強い。あの若さでチャンピオンだ。ひょっとすると、父がいなければ彼も孤独に退屈してしまっていたのかもしれない。

そう考えると、息子に自分を目標にさせることで、自分と同じ轍を踏ませなかった父の思いやりなのかもしれない

 
 
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 メモ終わり。

 退屈の厳しさをわかっているから、息子には退屈させたくないと考えていたとしたら、範馬勇次郎も親なんだなあって思えますね。刃牙だって親父がいなかったら退屈していたかもしれないですし。

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