[PR]

グローバルを目指す製作スタジオ「THE SEVEN」のCOO森井輝氏にインタビューしました

[PR]

 Brancに、TBS100%出資の新スタジオ「THE SEVEN」のチーフ・コンテンツ・オフィサーを務める森井輝さんにインタビューしてきました。

 300坪の専用スタジオにVFXチームの内製…グローバルを目指す製作会社「THE SEVEN」の挑戦 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-

 THE SEVENは国内向けの実写シリーズを作るのではなく、あらかじめ海外展開を前提にした作品をプロデュースする会社として誕生しました。従来の制作会社やテレビ局、映画会社と何が違うのかについてじっくり話を聞かせていただきました。コンテンツ東京での講演後に特別にお時間をいただき、ありがとうございます。

 300坪の新スタジオを建設中で、大掛かりな大作も作っていくようです。しかし、スタジオが不足しているという話は表にはあまり出てこない話なので、結構重要というか、世界市場で戦うためにはこういうインフラもきちんと整えないといけないですね。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
———————
 
 
森井 輝さんプロフィール

世界で日本コンテンツが勝ち残るための価値創造と可能性

<講演概要>

グローバルヒットを狙う作品を日本から生み出すべく、TBSが新たに立ち上げた製作会社『THE SEVEN』。ドラマ「今際の国のアリス」で世界的ヒットを成し遂げた森井輝プロデューサーが、『THE SEVEN』CCO(Chief Content Officer)として、今後どのように世界で戦えるコンテンツを生み出していくか。日本のコンテンツ世界進出に向けての、展望や自身の思いについて語る。

<プロフィール>

映画・ドラマプロデューサー。1995年「幻の光」を皮切りに「キッズ・リターン」「血と骨」など多くの映画制作に従事し、「海猿」「MOZU」など数々のシリーズヒットコンテンツをプロデュースする。2020年に自ら企画した「今際の国のアリス」、2022年に「今際の国のアリスSeason2」が全世界配信され、日本以外にも韓国・タイ・フランス・ドイツほか多くの国で視聴回数TOP10入りを果たし、Season2は日本発Netflix作品の最高視聴記録を達成した。実写化話題作「幽遊白書」「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと」は今年配信予定。2009年株式会社ロボットに入社。その後独立し株式会社PlusOneEntertainmentを立ち上げ、2022年8月よりTHE SEVEN所属。

THE SEVEN
 
海外ドラマはなぜおもしろい?『今際の国のアリス』プロデューサーの森井輝氏が語る、日本と世界のドラマ作りの違い|TBSテレビ

日本発の世界的ヒット作は作れる!TBSグループ「THE SEVEN」の森井輝氏が『今際の国のアリス』で実感したヒットの極意|TBSテレビ

巨大な撮影スタジオも自前で建設、Netflixで世界ヒット連発を目指すTBSの製作会社THE SEVENの野望 |

『今際の国のアリス』プロデューサー森井輝氏から学ぶ、映像業界で夢を叶えるためのヒント | TVerプラス – 最新エンタメニュース

海外ドラマはなぜおもしろい?『今際の国のアリス』プロデューサーの森井輝氏が語る、日本と世界のドラマ作りの違い|TBSテレビ

日本初のTBSスタジオ組織が世界市場で何を目指すのか~THE SEVEN菅井龍夫社長インタビュー【前編】|Screens|映像メディアの価値を映す

日本初のTBSスタジオ組織が世界市場で何を目指すのか~THE SEVEN菅井龍夫社長インタビュー【前編】|Screens|映像メディアの価値を映す
 
 
構成案
Point4つ

SEVENという会社のあり方、製作会社か制作会社か

日本の今までのやり方の問題点

ショーランナー、スタジオ所有のメリット

会社の目指すところ、日本の既存の会社とどう違う、海外のスタジオは、ポートフォリオなど
 
 
Intro

セブンが始動。従来のテレビ局と制作会社の関係を逆転させる存在、グローバルなスタジオ目指している。

どういう違いがあるのかを聞いた。
 
 
Body1 SEVENと従来の制作会社との違い
– 森井さんはセブンさんが、通常の制作会社とは異なる方向性を持つと語る。
– セブンは衣の着いた製作会社や製作スタジオとして位置付けられるべきだと述べる。製作は他社に委託し、自社では製作・プロデュース・企画統括を行う予定。
– プロデュースを専門とする会社であるが、スタジオを所有することには特別な意義があり、日本のスタジオ不足に対処する必要性を指摘する。
– セブンにはTBSの緑山スタジオなどの撮影スタジオを建設中であり、これは大きな利点であると述べる。オープンセットが必要な作品が多く、スタジオ不足で撮影場所の確保が日本では困難な状況がある。
– セブンが外部にスタジオを貸し出すことも検討中であり、海外の作品の拠点としても利用できる可能性を示唆する。
 
 
Body2 日本の今までのやり方の問題点
– 日本のスタジオ不足に触れ、配信サービスの参入や独自の配信により需要が高まっていることを指摘する。特ににっかつの縮小が不足を加速させている。
– スタジオを持つことが重要であり、自治体との協力で実現すべきだと考える。セブンの緑山スタジオ建設計画は理想に近いと感じている。
– 日本の作品では製作費内に制作会社の利益が含まれ、予算が限られているため、クオリティを上げるためには予算を使い切ることになり、制作会社の利益が削られることがある。
– 海外では予算の決定がクランクインの前に行われるため、制作中の調整が少なくなる。また、制作会社の利益が削られないため、表現の自由があると感じる。
– 制作会社がVFXスーパーバイザーをかかえておくことで、予算の提案や配信先の決定が容易になり、海外ビジネス展開が可能になる。特に韓国のクオリティと税制を活用することで、日本の作品の基盤が広がると考えている。
 
 
Body3 会社の目指すところ、海外のスタジオとの比較、ポートフォリオ的なこと
– セブンが目指すスタジオの在り方について、将来的にはオリジナルIPを作り、ライターズルームを持つことを考えている。現在もその方向に向かっており、森井さん自身が以前独立して会社を立ち上げていた経験を活かしている。
– ライターズルームには若手の脚本家が集まり、計算の早いタイプが向いていると語る。また、ショーランナーとしての経験が日本ではまだほとんどないため、手探りでそのあり方を模索している。ゆくゆはショーランナーを育成したい。
– セブンが開発したIPはセブンが権利を持ち、運用していくことになる。
– Netflixなどで配信する作品の予算は、日本のテレビドラマと比べたら高い方だが、(海外作品と比べて)コスパは良いとされている。例えば、「今際の国のアリス」のシーズン1は予算を抑えながらも成功を収め、シーズン2では予算が増えた。
– セブンが作る作品はグローバル展開を目指すため、ビジネスが成立すれば映画やテレビ番組など、あらゆる形式での展開を考えている。理想としては、セブンが制作した連続ドラマをTBSや他の国や配信サービスに販売し、ビジネスを拡大していきたいと考えている。企画ごとに最適なパートナーと組んでいく。
 
 
——————-
 
 
 メモ終わり。

 イメージとしては韓国のスタジオドラゴンに近いのかなと思いました。製作プロデュースから自前でスタジオを所有して、いろいろな配信会社と組んで世界に向けてハイレベルな作品を提供していく、ということで。日本でもこういう動きが出てきました。今後の活躍に期待したいです。
 
関連作品