Brancに、2023年の映像産業を振り返るコラム記事を書きました。
グローバル展開にAI……。2023年、映像産業の変化を3つのテーマで振り返る | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-
いろんなことがあったんですが、大きなトピック3つに集約しています。
1つは、日本発のIPが海外で大きな成功を勝ち取ったこと。マリオやワンピースなどがアメリカで制作され、今年を代表する大ヒットとなっています。東京国際映画祭のマーケットでは、出版社が集まり、マンガの映像化権を販売する試みもなされ、日本のIPが大きな注目を集める年となりました。
2つめは日本映画のグローバル市場での存在感の拡大。すずめの戸締まりやTHE FIRST SLAM DUNKがアジア市場で大ヒットを記録、年末にはゴジラ-1.0が北米市場で大成功しています。宮崎駿監督の君たちはどう生きるかのアメリカで公開され、高い評価を獲得しています。
3つめはハリウッドのストとAIです。今後の映像産業を考える上で最も重要な出来事だったかもしれません。いかに映像産業はAIと共存していくのかはこれからたくさんの議論がなされることでしょう。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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Point3つ
日本発のIPのグローバル化。。。マリオ、ワンピース実写、幽遊白書
すずめ、スラダン最後にゴジラ-1.0、日本映画のグローバル化
AIと映画、、ハリウッドのスト
Intro
2023年の映画産業振り返り
今年度も映像業界のビジネスにとって非常に重要な動きが多数あったが、日本、そして海外において特に重要な動きを振り返ってみよう。
コロナからの本格的な復帰の年と言えるのだが、
Body1スーパーマリオ、ワンピース、日本のIPをハリウッドが大ヒットに導く
マリオ、実写ワンピースの成功で次のブームとなるか。
マーベル映画とはじめとするアメコミ映画の人気に陰りが見え始めているため、ハリウッドは次のトレンド探しに入っているのでは。年末の幽遊白書の成否が気になる。
TIFFCOMでは出版社が原作権を販売するブースが設けられた。
Body2すずめ、スラダン、ゴジラ-1.0海外で日本映画の躍進
すずめの戸締まり、THE FIRST SLAM DUNKがアジアを中心に大ヒット。
新海誠『すずめの戸締まり』が海外興収歴代1位の日本映画作品に –
宮崎駿監督の君たちはどう生きるかも世界で公開が始まっており好調な成績を記録している。
年末にゴジラ-1.0が北米で大ヒットスタート。アニメだけでなく実写映画も存在感を発揮。
来年はスパイファミリー劇場版も世界で公開。
日本映画は労働環境改善のために現場制作費を上げる必要がある(映適に対応するだけで1.3倍になるという東映の話)ため、今まで以上に売上を作らないといけない。そのためには、グローバル市場が絶対に必要。
そのための国際共同制作への意識も高まってきている。2024年は、日本映画の国際展開が加速できるか、
Body3AIと映画
ハリウッドの歴史的なダブルストライキ。
ストでの要求は主に配信からの報酬とAI規制。
2023年はAIのインパクトが現実のものとなった年。映画産業にもパラダイムシフトを起こすことになるのか、2024年も注目。
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メモ終わり。
来年の映像産業はどうなるでしょうか。引き続き、日本のIPのは注目を集め続けることになるかもしれません。幽☆遊☆白書やシティーハンターがNetflixで実写化されます。アニメを中心に国際市場でヒットを狙えそうな作品も控えています。ハリウッドはコロナのダメージの後にストとなりましたが、制作本数が減少していますので、いつごろペースを戻せるのか、注視したいですね。
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