シネマズPLUSに、2023年の映像産業10大ニュースを取り上げ、昨年を振り返りました。
日本映画は世界に挑戦、『マリオ』大ヒット、ハリウッドは歴史的ストetc…【2023年映画産業10大ニュース】 | CINEMAS+
2023年はハリウッドで大きなストライキがあったり、スーパーヒーロー映画疲れなんて言葉が出てきたり、アメリカ映画産業が大きな曲がり角になった年でした。日本に目を向ければ、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』や『ONE PIECE』など、国内IPのハリウッド作品が世界中で大ヒットを記録。新しいトレンドになるかと注目されました。
そして、『ゴジラ-1.0』や『君たちはどう生きるか』、『すずめの戸締まり』などが海外市場で大きな成功を収めて、日本映画のグローバル展開に希望を持てるようになってきています。
また、日本映画の労働環境是正を目指して、「映適」が開始されるなど、国内の業界にも変化の兆しが見られます。映適の労働基準はまだまだ不十分ですが、今までなんのガイドラインもなかったので、これを足掛かりに前進していくことが求められます。
アニメ産業が3兆円規模にまで成長し、今後も成長が見込まれます。実写映画もこれに続けるようにグローバル展開を頑張る必要があるでしょう。足元の労働環境を直しつつ、市場を拡大させるために攻めの姿勢も外せない。日本の映像産業はその両方を追い求める必要があります。というか、この2つはつながっている問題であり、国内市場だけで商売していては、もう予算を上げることができないので、労働環境の是正もままならないんですよね。2024年のテーマは、グローバル市場の開拓と環境改善です。
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