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バカリズム脚本、市川実日子主演『ホットスポット』4話、高橋さんはイラッとさせるのが上手い

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バカリズム脚本の『ホットスポット』第4話は、高橋さん「イラっと回」だった。

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清美(市川実日子)の友人、綾乃(木南晴夏)の買ったばかりの自転車が盗まれる。高橋さん(角田晃広)に探せないか頼むが、さすがに無理と断られてしまう。

ホテルには受験シーズンなので、受験のために泊まりに来ている学生がいる。そんなところから出身大学の話になり、高橋さんは山梨大学医学部出身であることをちょっと自慢してくる。能力を使って知能を上げて合格したらしいが、知能を上げた代償はハゲることらしくて、あんまり使わないようにしているらしい。

ここから、ホテルの夜勤で清美の活躍が始まり、高橋さんが案外使えなくて、ちょっとイラッとさせてくる存在であることが描かれる。霊が出るから部屋の電球変えれないと言ってきたり、なんか微妙に嫌なタイミングでお風呂に行ったり、微妙なイライラ感が積もっていく中、給湯器の異常でホテルのお湯が出なくなる。30分以内に直せなかったら全額返金しろとすごむ面倒な客対応をこなして、清美は給湯器にゴミが詰まっているのを取り除いて無事お湯が出るようにして見せるのだ。高橋さんは、この間何もしていない。

なんかちょっとしたイライラゲージが溜まっていくことって、日常の中であると思うが、そういうのってなんか重なるものだよねという感じ。そのあるある感が絶妙だ。

翌日、受験生が受験票を部屋に忘れ、高橋さんが能力で届けに行くことになった。その途中でコンビニ強盗を撃退し、受験票も無事渡せて、受験生も合格することができた。しかも、コンビニ強盗が乗っていた自転車が偶然にも綾乃のもので、自転車泥棒騒ぎも一気に解決。イライラさせられたが、高橋さんはやっぱりちょっとすごい。

最後に突然池松壮亮が出てくる。かれは今後どのように物語に関わるのか。公式サイトには日テレのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」のディレクターと紹介されているが。眞島秀和と松崎将吾も出るらしい。
 
今回は、清美メイン回。ホテルの仕事もこれまで以上に詳細に見せてくれ、作品のディテールを上げていく回だった。ホテルの部屋の割り振りは意外と大変らしい。夜勤には事務作業がたくさんあるのだね。

クレーマー対応もやっぱり大変。吉村界人がいい感じに若いクレーマー役を演じていた。しかもシングルで予約しているので女性を連れ込んでいるという。

今回のエピソードのハイライトは、高橋さんの趣味がガンプラだということがわかったこと、そして、磯村由美(夏帆)のリアクションが絵に描いたようにガンプラに全く興味がないことだった。
 
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