足立梨花主演『マイ・ワンナイト・ルール』第6話「セックスでしか快感は得られない?」は、前田律(木村了)との関係が進展、そして仕事の方が快感だと豪語する同期の黒木リサ(花柳のぞみ)のキャラクターも印象に残る回だった。
※1話のレビューはこちら
※2話のレビューはこちら
※3話のレビューはこちら
※4話のレビューはこちら
※5話のレビューはこちら
前回、リサの帰国と堂島吾郎(平岡祐太)からの突然の箱根旅行の誘いが描かれたが、実際には単なる出張だった。この事実に少し落胆する成海だが、仕事で頼られることも悪くはないと自分を納得させる。しかし、出張の資料の中にリサの名前を見つけ、胸騒ぎを覚える。
リサは英単語を交えた話し方で圧倒的な仕事ぶりを見せつける。堂島も優秀さを発揮し、前田律(木村了)もグラフィック関係の仕事で同行していた。リサはすでに成海よりも出世しており、上司にあたる立場にある。リサは営業部時代のバリバリ働いていた成海を懐かしみ、今の彼女に対し苛立ちを見せる。
夜、成海はリサと二人で飲むことになる。リサは「仕事の達成感こそが何よりの快感」と断言し、恋愛やセックスよりも優先すべきものだと主張する。一方で、成海は失恋からの恋活を続けていることを打ち明け、リサに呆れられる。
そんな中、前田は成海をホテルに誘う。「成海のことばかり考えてしまう」と正直に打ち明けた彼に対し、成海も応じる。新たな一歩を踏み出すことで、自分が変われるのではないかと考える成海。翌朝、彼女の肌の調子は良く、ワンナイトの効果を実感しているようだった。
しかし、堂島は成海の態度に微妙な変化を感じ取る。成海は坂崎マリ(中田青渚)にワンナイト成功の報告をするが、マリからは「素敵な相手ならなぜ恋に落ちないのか」と疑問を投げかけられる。そのタイミングで前田から「今夜会いたい」とメッセージが届く。前田は「束縛しない大人の関係がいいのか」と成海に問いかける。成海はどう答えるのか。物語は次週へと続く。
このエピソードでは、恋愛と仕事の価値観の対比が際立つ。リサが示す「仕事至上主義」と、成海が模索する「恋愛と自己変革」の間で揺れ動く姿が印象的だ。また、前田との関係がどのように展開していくのか、堂島との関係がどう変化するのか。リサから成海がどんな刺激を受けるのかも気になる。成海は結構、仕事の上で優秀な人材だということが明かされた回になったが、仕事での充実という方向性も模索されるのだろうか。