CMディレクターとして25年以上のキャリアを持つ森谷盛広氏が、ブランドフィルムに特化した「合同会社アルチ」を2025年2月14日に設立した。広告表現が画一化する中で、ブランドの本質を映像として可視化することを目的としている。
設立の背景
近年、ブランディングの重要性が高まる一方で、広告表現が均一化し、ブランドの個性が十分に伝わらないという課題が指摘されている。企業の理念や戦略は緻密に設計されているものの、それを視覚的・感覚的に表現する手法が不足している現状がある。
こうした課題を解決するため、森谷氏は自身の経験を生かし、ブランドの世界観やストーリーを映像で「本質的に可視化」することを目的としたブランドフィルムカンパニー「アルチ」を立ち上げた。
アルチの提供するサービス
アルチは、以下のような多様なブランドフィルム制作を手掛ける。
企業ブランディング:企業の理念やビジョンを映像化し、ブランド価値を確立する。
商品ブランディング:商品の魅力を際立たせ、消費者に印象づける映像を制作。
サービスブランディング:サービスの本質を伝え、ブランドの信頼性を向上させる。
イメージブランディング:ブランドの世界観を映像で表現し、視聴者の共感を生む。
カスタマーブランディング:顧客との関係性を深め、ブランドのファンを育成。
CSRブランディング:企業の社会的取り組みを映像化し、信頼と共感を獲得。
エグゼクティブブランディング:経営者の想いや哲学を映像で発信。
R&Dブランディング:研究開発のプロセスや技術力を映像で表現。
イベントブランディング:企業イベントの映像記録を制作。
グローバルブランディング:国際市場向けのブランド映像を展開。
また、「ブランディング・キックオフ・サービス」として、初めてブランディングに取り組む企業向けに「ファースト・ブランディング・ムービー」や「ブランド・ドキュメンタリー」の制作支援も行う。
代表・森谷盛広の経歴
森谷氏は1999年に国際基督教大学を卒業後、独学でAfter EffectsやFinal Cut Proを習得。@radicalmedia、imaginaryforces、tomatoといった海外のクリエイターとコラボレーションを重ね、デザイン性の高い映像制作に関わってきた。映像の色彩や雰囲気、リズムを重視した独自のアートディレクションを強みとする。
2006年には、映画『City of God』の撮影監督であるセザール・シャローンとともに、ブラジルで映画『Futebol』を制作。人種や音楽、文化といった多様なテーマを映像に落とし込んだ。
近年では、カメラ機材の進化を生かし、「SHARP AQUOS R2」の実機スマホ撮影や、「SONY Xperia Announcement」のバーチャルプロダクション撮影など、技術革新を取り入れた作品制作にも取り組んでいる。
公式サイト:https://www.aruchi2025.com/
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