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スティーヴン・キング作家生活50周年記念作『フェアリー・テイル』が4月25日発売 異世界冒険×ハッピーエンドの最新長編ファンタジー


株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、社長:飯窪成幸)は、世界的ベストセラー作家スティーヴン・キングの最新長編小説『フェアリー・テイル』(上・下巻)を、2025年4月25日に紙書籍・電子書籍で同時発売する。

本作は、キングが作家生活50年の節目に執筆した意欲作であり、ホラーやサスペンスの枠を超えたファンタジー作品である。新型コロナウイルスのパンデミックという未曽有の時代に執筆された『フェアリー・テイル』は、「What could you write that would make you happy?(自分をハッピーにする物語とは何か?)」という自問から生まれた。終盤にはハッピーエンドが待つ、まさに「おとぎ話」の名にふさわしい内容となっている。

異世界「エンピス」で繰り広げられる冒険物語

物語の語り手である少年は、〈サイコハウス〉と呼ばれる不気味な屋敷に住む偏屈な老人・ボウディッチ氏と出会う。やがて彼の家の裏には「エンピス」と呼ばれる異世界への入口が存在することが明かされ、少年と忠犬レイダーは異世界の冒険へと旅立つ。二つの月が浮かぶ空、罌粟の花咲く地、呪われた王宮、そして怪人や怪物が待つエンピスは、キングならではの奇想が凝縮された世界である。

24年ぶりの「A5判」復活 装画は藤田新策氏

『フェアリー・テイル』は、1990年代に『IT』などで定番となっていた大型判「A5判」で刊行される。文藝春秋からA5判でキング作品が刊行されるのは、2001年の『不眠症』以来24年ぶりとなる。装画は『IT』などで知られる藤田新策氏が担当し、キング作品の世界観を印象的に描き出している。

翻訳は白石朗氏 日本推理作家協会賞候補作も

翻訳はキング作品の常連である白石朗氏が担当。なお、キングの別作品『ビリー・サマーズ』が、今年新設された「日本推理作家協会賞」翻訳部門の第1回候補作に選ばれている。もし受賞すれば、キングはアメリカ探偵作家クラブのエドガー賞と合わせ、日米両国の推理作家協会賞を受賞する初の作家となる。

無料ガイドブックも配信中

発売に先駆け、文藝春秋では「S・キング50周年たっぷり試し読み『フェアリー・テイル』ガイドブック」の無料配信を開始している。本ガイドブックには、第一章・第二章の試し読みのほか、編集者による読みどころ対談が収録されており、キング作品のファンや初読者にも楽しめる内容となっている。


【書誌情報】
書名:『フェアリー・テイル』(上・下巻)
著者:スティーヴン・キング
翻訳:白石朗
装画:藤田新策
判型:A5判 上製カバー装
定価:各巻 4,675円(税込)
発売日:2025年4月25日
ISBN:上巻 978-4-16-391977-5/下巻 978-4-16-391978-2
URL:上巻下巻