株式会社mirukia(本社:東京都中野区)とCIMS Music Entertainment(本社:東京都渋谷区)は、演歌歌手「たなか かなた」のミュージックビデオ(MV)を共同制作したことを発表した。本作は、モバイルバーチャルプロダクション技術を活用し、バーチャル空間でアバターと共演するという革新的な演出を実現している。
「うつろい情歌」MVが2025年6月公開予定 テレビ朝日「クロナダル」のEDテーマ曲
今回MV化されたのは、テレビ朝日系番組「クロナダル」のエンディングテーマとして2024年10月にタイアップされた楽曲「うつろい情歌」である。アナログな感情を歌い上げる演歌に、最新の映像技術を掛け合わせることで、たなか かなたの世界観に新たな息吹を与える作品に仕上がった。
撮影は東京都渋谷区にある「CIMS Studio Nista」にて実施され、設営から撤収までを含めてわずか1日間で完了した。使用されたのは、mirukiaが提供するモバイルバーチャルプロダクションシステムであり、HTCの「VIVE Mars Camtrack」やEpic Gamesの「Unreal Engine」を用いた本格的な構成となっている。
バーチャルプロダクションをもっと身近に――mirukiaのモバイル技術が実現
従来、バーチャルプロダクションは専用スタジオでの高度な機材設置と調整が必要だったが、mirukiaのサービスではその環境を全国どこへでも出張対応できることが特徴である。高い技術力を持つスタッフとシステムがパッケージ化されており、リアルとバーチャルを融合させた撮影をより手軽に、かつ高品質に実現可能とした。
▼モバイルバーチャルプロダクション公式サイト
https://mirukia.com/mobile-virtual-production/
3時代を歌で繋ぐ“演歌ギャル”たなか かなたとは
「たなか かなた」は、昭和・平成・令和の三時代を歌で繋ぐ“演歌ギャル”として注目を集める存在である。2022年には「日本一周演歌旅」と題して47都道府県を巡る全国ツアーを成功させ、ど真ん中の演歌からポップ、ダンスミュージックまで幅広いジャンルを歌いこなす実力派である。年齢層を問わず支持されており、今回のバーチャルMVはその新たな挑戦となる。
CIMS Studio Nistaとmirukiaの企業情報
CIMS Studio Nistaは、映像制作からロケ撮影、グリーンバックまで対応可能なマルチスタジオであり、音楽レーベルであるCIMS Music Entertainmentが運営している。コストパフォーマンスの高い撮影環境が特徴だ。
スタジオ詳細:https://www.cims.ne.jp/creative-lab/shooting-studio/
株式会社mirukiaは、XR・バーチャル・配信技術を活用したリアルタイムソリューションを提供する企業である。「コミュニケーションと体験をもっと自由に」を掲げ、リアルとオンラインを繋ぐ新しい映像表現に挑戦し続けている。
企業サイト:https://mirukia.com