死の淵から蘇った著者が実践した「ニーチェ流読書術」で人生を劇的に変える
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:谷口奈緒美)は、2025年5月24日に『本は人生を生き抜く最強の武器である 問いから始める「自分を変える読書」のすすめ』(コ・ミョンファン著、小笠原藤子訳)を刊行した。

目次
交通事故で死線をさまよった芸人が3000冊の読書で人生を激変
著者のコ・ミョンファン氏は、コメディアン・俳優として順調にキャリアを積んでいた最中に交通事故に遭い、死の淵をさまよう経験をした。その後、3000冊もの本を読み込むことで人生を劇的に変えることに成功。2024年には韓国の教保文庫出版アワードで、ノーベル文学賞受賞者のハン・ガンと並んで「今年の作家賞」を受賞し、韓国で最も注目されるベストセラー作家となった。
今回が初の邦訳となる本作では、著者が実際に体験した読書による人生変革のノウハウが惜しみなく公開されている。
「忙しいからこそ本を読むべき」その理由とは
現代人の多くが「忙しくて読書する時間がない」と嘆く中、著者は「忙しいからこそ本を読むべきだ」と断言する。
その理由について著者は、「本を読むことで自分自身が成長し、できなかったことができるようになる。そうすれば時間が生み出され、さらに読書時間が増え、より成長できる好循環が生まれる」と説明している。
ニーチェの哲学をベースにした「人生を深化させる読書術」
本書の核心となるのは、ニーチェの「最も優れた本とは、最も多く考えさせられる本だ」という哲学をもとに著者が考案した読書術である。
この読書法では、読書を以下の3段階に分けて実践する:
【ラクダ段階】 知識を背負い、忍耐強く学ぶ段階
【ライオン段階】 自分だけの問いを見つける段階
【子ども段階】 創造的に答えを生み出す段階
これらの段階を経ることで、単なる情報収集ではなく、「本との対話」を通じて真の成長を遂げることができるという。
「求められるままの人生」から脱却するための読書術
著者は現代人に対し、「求められるままに誰かのためだけに忙しい日々を送っていないか」「自分が本当にしたいことがわからなくなっていないか」と問いかける。
そして、「自分の人生を生きたいならば、ただ読むのではなく『問い・考え』ながら本を読むべきだ」と提唱している。
書籍詳細情報と目次
【書籍概要】
- タイトル: 『本は人生を生き抜く最強の武器である 問いから始める「自分を変える読書」のすすめ』
- 著者: コ・ミョンファン
- 翻訳: 小笠原藤子
- 発売日: 2025年5月24日(オンライン先行発売:5月23日)
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 仕様: 四六判、288ページ
- ISBN: 978-4-7993-3152-1
【主要目次】
- 第1部 本は人生を生き抜く武器である
- 第2部 ニーチェに学ぶ人生と読書の3段階
- 付録 各段階におすすめの本リスト
著者・翻訳者プロフィール
コ・ミョンファン
YouTube動画が1日で100万回再生を記録し、初出版から1ヶ月余りで数十カ所から講演依頼を受けた韓国の自己啓発界のアイコン。現在は4つの飲食店を運営しながら、執筆・講演・公演企画など幅広い分野で活動している。
小笠原藤子(翻訳者)
上智大学大学院ドイツ文学専攻修了。慶應義塾大学・國學院大學でドイツ語講師を務める傍ら、韓国語出版翻訳に精力的に取り組んでいる。
まとめ:読書で人生を変えたい人必読の一冊
本書は、単なる読書術の指南書ではなく、読書を通じて真の自分と出会い、自分らしい人生を歩むための実践的ガイドブックである。忙しい現代人にこそ読んでほしい、人生を変える読書の力を実感できる一冊となっている。