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阿部寛主演『キャスター』第9話徹底考察!スポンサーの闇と父の死、全ての真実が繋がる時


阿部寛主演のTBS日曜劇場『キャスター』いよいよ、真相に近づいてきた。

前回、2000万円の官房機密費を受け取った件についての週刊誌のゲラが出てきた進藤。これでキャスター生命が絶たれるかといった瀬戸際だが、本人は真実の追求する手を緩めない。

その記事を書いたのは、進藤と仲の良い南亮平(加治将樹)だ。進藤からすれば裏切りのようなものだが、電話で話していた仲良さそうである。この南という記者は毎週思うのだけど、凄腕のジャーナリストだ。いつもいちばん真相に近づいているのでは。

テレビ局とスポンサー

今回の第9話でテーマとなるのは、テレビ局とスポンサーだ。地上波の民法の飯のタネは、CMによるスポンサー収入だ。それがなくてはテレビはなにもできない。今回、疑惑の渦中となる影山重工は何十年もJBNのスポンサーをしてきた「お得意様」だ。そんな会社のスキャンダルをスクープできるのか、というのが今回のテーマだ。

先週の山火事によって山井和之(音尾琢真)の父が殺されかけた。進藤は山井の父が何かを知っているから狙われたと考えている。山井に父の資料を見せてもらうように願い出る進藤。

その資料には、山井の父と進藤の父・松原哲がつながりがあることを示していた。松原は43年前の自衛隊の墜落機について取材していて、その流れで山井の父を知り合ったらしい。

しかし、その松原の記事は世に出ることはなかった。それは山井の父と松原、そしてもうひとりの男と交わした約束が守られなかったからだという。その3人目の男が全ての真相を知る人物ということになる。

山井の死

真相に近づきつつある進藤と山井。しかし、山井は進藤と間違えられて殺されてしまう。原発処理場のセンター長・江上の仕込みで、待ち合わせ場所にガスが充満させられ、何者かがジッポライターで火をつけたのだ。

これは進藤を狙った犯行だった。進藤とニュースゲートの面々は山井の弔い合戦の決意を固める。

影山重工は、プルトニウムの横流しをしていた。それは会長も預かり知らぬことで、議員秘書の池内がやったことだった。この件を見事にスクープを収めた進藤と崎久保と南。そして滝本は影山重工側と見せかけて、テレビマンとしての矜持を発揮。犯罪に加担している会社はスポンサーにいらないと言い放つ。

滝本は、ここまでJBNの国定会長の使い走りの子分のような役回りだったが、ここで初めてかっこいいところを見せてきた。彼にも報道マンとしての信念があったのだ。

この翻意によって、影山重工のスキャンダルが暴かれることになった。

3人目の正体は?

そして、進藤の父を死に追いやった43年前の事件、3人目の男が誰なのかも判明した。それはJBNの国定会長だった。国定はニュースゲートのトップニュースを進藤の機密費スキャンダルにするように指示。番組は実際にそのように進行するが、進藤本人が、実はこの話には続きがあり、後に2000万円を返却していたことが判明。病院の監視カメラの映像とう第三者による客観的証拠によって疑惑は覆った。

いよいよ、進藤が国定を追い詰めてきた。事件の真相に近づいてきたが、国定がどんな約束を裏切ったのか、最終話で明かされることになるだろう。

あと、もうひとつ、ヒコロヒーは一体なんなんだ。これがこのドラマ最大の謎となっているような気がする。

 

登場人物
進藤 壮一(阿部寛)
崎久保 華(永野芽郁)
本橋 悠介(道枝駿佑)
小池 奈美(月城かなと)
尾野 順也(木村達成)
チェ・ジェソン(キム・ムジュン)
戸山 紗矢(佐々木舞香)
鍋田 雅子(ヒコロヒー)
松原 哲(山口馬木也)
崎久保 由美(黒沢あすか)
横尾 すみれ(堀越麗禾)
進藤 壮一 (幼少期)(馬場律樹)
羽生 剛(北大路欣也) (特別出演)
尾崎 正尚(谷田 歩)
羽生 真一(内村 遥)
滝本 真司(加藤晴彦)
南 亮平(加治将樹)
梶原 広大(玉置玲央)
安藤 恵梨香(菊池亜希子)
市之瀬 咲子(宮澤エマ)
海馬 浩司(岡部たかし)
山井 和之(音尾琢真)
国定 義雄(高橋英樹)
深沢 武志(新納慎也)
川島圭介(山中崇)