[PR]

「ホットスポット」5話レビュー:池松壮亮登場、小野寺くん宇宙人説が広まりかける


『ホットスポット』5話は第二章に突入らしい。池松壮亮演じる『月曜から夜ふかし』のディレクター岸本は、市民に取材をしている。くだらない話しか得られない。しかし、徐々に高橋さん(角田晃広)の存在に近づいていく。

※1話のレビューはこちら
※2話のレビューはこちら
※3話のレビューはこちら
※4話のレビューはこちら
 
由美(夏帆)は高橋さんが曲げた10円玉を拾って、これは小野寺くんがやったと主張し続ける。高橋さんもそれに乗っかる。なんなんだ、このやり取りは。

岸本はメガネの男の目撃情報を次々と聞かされる。徐々にすごいスピードで動いてたとか、不思議なオレンジの線を見たとか、色々と変な話を聞かされ、なんかすごい男の存在を確信しはじめる。

一方、ホテルでは小野寺くんの10円玉曲げた話で盛り上がっている。何かのメッセージではないかと話が膨らんでいく。小野寺くんは10月が誕生日で、支配人が誕生日プレゼントをくれなかったことで10月の誕生日を潰されたということで、10円玉を潰したのではないかと、全く見当外れの推理が展開している。

支配人はまじビビリが入りだす。「意外とああいうタイプが爆発して凶悪犯罪を起こしたりするじゃん」とか言い出す。清美(市川実日子)は何か話が大きくなりすぎていると不安に感じ始める。

岸本が清美のホテルに泊まりに来る。由美は喜々として曲がった10円玉を見せる。小野寺くんがやったと断言してしまって、しかも宇宙人だと言い出す。小野寺くんもメガネをかけている。岸本の聞いていた男の特徴と一致してしまった。

清美は高橋さんと相談して、テレビの人がもっと食いつきそうなネタを出そうと提案。清美は馴染みのカフェ「もんぶらん」を紹介するが全く刺さらない。それはそうだ、普通に好きなカフェおすすめしてるだけだもの。

高橋さんは趣味のガンプラのうんちくを披露し始めてうざい。もちろん、全然岸本には刺さらない。取材陣は小野寺くんを宇宙人説で番組を構成するつもりで固めはじめてしまう。小野寺くん、どうなってしまうんだ。

清美は高橋さんに由美と支配人には本当のことを打ち明けようと言う。このままでは小野寺くんが宇宙人にされてしまう。これだけ言及されても小野寺くん自体はまだスマホ内の写真でしか登場していない。いないところで宇宙人にされてしまいそうになっている小野寺くん、不憫すぎる。

高橋さんは意を決して、支配人に話をしにいく。10円玉を曲げたのは実は私なんです、お見せしますといって10円玉を曲げてみせる。そして、宇宙人であることを告げる。その時のクローズアップの高橋さんが真面目な顔なのに面白い。支配人のリアクションも素晴らしい。笑いはリアクションが大事だなと改めて思う。

由美にも言うのか。この人は口が軽いタイプだから言わない方がいいと思うけど。由美は全く信じなかったらしい。何枚も10円玉を曲げて、高速反復横跳びも見せたのに信じなかったらしい。なんだそれは。ただの噂話好きで話を盛るのが好きだなけの人らしい。

由美にとって、高橋さんは「ただの身体能力の高い中年」らしい。いや、高いにもほどがあるだろ。

結局小野寺くんは出てこなかった。小野寺くんは何者なんだ。気になりすぎる。
 
関連作品