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CJ ENM、2025年音楽戦略を発表 LAPONE ENTERTAINMENTに続く新グローバルレーベル設立へ 「KCON」「MAMA」連携やMnet Plus拡充も加速


韓国の総合エンターテインメント企業CJ ENMは、音楽チャンネルMnetの開局30周年を記念して開催されたイベント「Mnext : Worlds of Mnet Since 2025」において、2025年の音楽事業戦略を発表した。

ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

発表によれば、CJ ENMは今年、「グローバルマルチレーベル」「グローバル制作スタジオ」「グローバルプラットフォーム」の3軸を中心とした戦略を展開し、音楽分野でのグローバル展開を本格化させる。特に、年内に国内外のアーティストとファンを結ぶ新たなグローバルレーベルの設立を計画している。

音楽コンテンツ事業本部長のシン・ヒョングァン氏は、すでにグローバル進出を果たしている「WAKEONE」や、日本市場にK-POP育成システムを定着させた「LAPONE ENTERTAINMENT」の成功事例を挙げながら、これに続く新たなグローバルレーベルを立ち上げると語った。

さらに、制作スタジオにおいてもグローバルアーティストとのコラボレーションが可能な大型プロジェクトを拡大。「WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER」や、K-POPオーディション番組「BOYS Ⅱ PLANET」の韓中同時制作・同時放送プロジェクト、Apple TV+との共同制作による8部作シリーズ「KPOPPED(仮)」、新たなサバイバル番組「バンドプロジェクト(仮)」などが紹介された。

また、Mnetの人気番組「Unpretty Rapstar」と「STREET WOMAN FIGHTER」の制作陣が共同で制作する日韓合同ヒップホッププロジェクト「Unpretty Rapstar : HIPPOP PRINCESS」も、2025年下半期の放送を目指して準備中である。

CJ ENMは、音楽クリエイティブ・エコシステム「MCS(Music Creative eco-System)」を通じて、アーティスト育成、中小事務所との協業、グローバルパートナーシップの強化を図る方針を示した。加えて、K-POPフェスティバル「KCON」や授賞式「MAMA AWARDS」などのイベントに加え、デジタルプラットフォーム「Mnet Plus」を通じたファンコミュニケーションの深化を推進する。

Mnet Plus事業部長のキム・ジウォン氏は、同プラットフォームのユーザー数がサービス開始から3年で2700万人に達し、月間アクティブユーザーが700万人を突破したと報告。今後は、オリジナルコンテンツ「SUMBAKKOKJIL」や、Mnet番組のVOD配信、ファン向けチャットサービス「Plus Chat」、限定商品を取り扱う「Mnet Plus Merch」などの拡充によって、プラットフォームの競争力をさらに高める意向を示した。

CJ ENM音楽コンテンツ事業本部長シン・ヒョングァン(左)とMnet Plus事業部長キム・ジウォン(右)

シン氏は、「グローバルマルチレーベル、グローバル制作スタジオ、プラットフォームの三位一体戦略を通じて、CJ ENMならではの価値を世界音楽市場に示していく」と述べ、K-POPを中心とした音楽コンテンツによるグローバル市場のさらなる拡大を目指す姿勢を明らかにした。

CJ ENMは今後も、30年にわたるコンテンツ制作とプラットフォーム運営のノウハウを活かし、世界に向けて韓国発の音楽と文化を発信し続けていく構えである。