[PR]

【エミー賞2025】ニコール・キッドマン、ヘレン・ミレン、ハリソン・フォードらが“働きすぎ”の候補者に名乗り


2025年のエミー賞レースは、ドラマの本数こそ減少傾向にあるものの、俳優陣の活躍ぶりは依然として過熱している。今季の注目は、複数作品に出演し圧倒的な存在感を放つ“オーバーアチーバー”たちだ。特にニコール・キッドマンの勢いは群を抜いており、Netflix『The Perfect Couple』、Paramount+『Lioness』、AMC+『The Last Anniversary』、そしてHulu『Nine Perfect Strangers』(こちらはエミー賞対象外の時期に配信)と、配信各社をまたいで主要作に名を連ねている。

一方で、ベテラン俳優のハリソン・フォードもApple TV+『Shrinking』およびParamount+『1923』の出演で今年の候補に名を連ねる見込み。ヘレン・ミレンも『1923』『MobLand』の2作品に出演し、存在感を示している。

この他にも、以下の俳優たちが複数の注目作品でエミー賞の有力候補とされている:

スティーヴ・カレル:『The Four Seasons』『Mountainhead』

ネイサン・レイン:『Mid-Century Modern』『Monsters: The Lyle and Erik Menendez Story』

ジョン・グッドマン:『The Righteous Gemstones』『The Conners』

ジャンカルロ・エスポジート:『The Residence』『Godfather of Harlem』

ジョン・ハム:『Your Friends & Neighbors』『Landman』

ディエゴ・ルナ:『Andor』『La Máquina』

イ・ジョンジェ:『Squid Game』『The Acolyte』

ジェフリー・ライト:『The Last of Us』『The Agency』

女優陣では、以下の顔ぶれが目立つ:

キャスリン・ハーン:『Agatha All Along』『The Studio』

ナターシャ・ロスウェル:『How to Die Alone』『The White Lotus』

キャサリン・オハラ:『The Studio』『The Last of Us』

ミシェル・モナハン:『Bad Monkey』『The White Lotus』

エヴァ・ロンゴリア:『Land of Women』『Only Murders in the Building』

アリソン・ジャニー:『The Diplomat』『Another Simple Favor』

クリスティン・ミリオティ:『The Penguin』『Black Mirror』

メーガン・フェイヒー:『The Perfect Couple』『Sirens』

ウゾ・アドゥバ:『The Residence』『The Supremes at Earl’s All-You-Can-Eat』

加えて、客演部門でも『The Studio』などの作品ではゲスト俳優が多数登場し、Wノミネートの可能性を広げている。

特筆すべきは、知名度の面ではやや控えめながらも高い評価を受けているO・T・ファグベンルの活躍だ。『The Handmaid’s Tale』のルーク役をはじめ、『Presumed Innocent』の野心家検事、『No Good Deed』での家探し中のマザコン夫など、全く異なるキャラクターを器用に演じ分けており、俳優としての幅の広さが際立っている。

ファグベンル本人は、「ジャンルもキャラクターも多様な役を演じることが自分のルーツ」と語り、舞台出身の俳優としての柔軟性と、自然と変化するアクセントを武器に、今後も多彩な役どころでの活躍が期待される。

2025年のエミー賞は、こうしたマルチ出演の俳優たちによって、より競争の激しいレースとなりそうだ。配信時代における“働きすぎ”な才能たちが、今年の授賞式を彩る主役となるだろう。

ソース: Harrison Ford, Helen Mirren and, Of Course, Nicole Kidman Are Just Some of This Year’s Emmy Contender Overachievers