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ブラムハウス、『SAW』フランチャイズ買収交渉を再開 ジェームズ・ワン監督に所有権付与へ


ホラー映画界の巨大フランチャイズが再び所有者変更の可能性

ホラー映画製作会社ブラムハウス・プロダクションが、人気ホラーフランチャイズ『SAW(ソウ)』の権利買収に向けた交渉を再開していることが明らかになった。今回の交渉が成立すれば、同フランチャイズの生みの親であるジェームズ・ワン監督が再び作品の所有権を手にすることになる。

交渉の経緯と関係者

現在ブラムハウスは、『SAW』シリーズの権利を共同保有するツイステッド・ピクチャーズから所有権を取得する交渉を進めている。ツイステッド・ピクチャーズはオーレン・クールズとマーク・バーグが運営する制作会社で、2004年の第1作から配給を手がけるライオンズゲート・エンターテインメントと共同で『SAW』の権利を保有している。

ジェームズ・ワン監督の復帰が実現か

この買収が成立した場合、『SAW』フランチャイズは部分的に創設者の手に戻ることになる。ジェームズ・ワン監督は2004年の第1作『SAW』を監督し、共同脚本家のリー・ワネルと共にこの巨大ホラーフランチャイズを立ち上げた人物である。

ジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションは、2024年1月初旬にワン監督の制作会社「アトミック・モンスター」と合併を果たしており、今回の買収が実現すれば、ワン監督は自身が生み出した作品の所有権を再び手にすることになる。

過去の交渉経緯と今後の展望

ブラムハウスとツイステッド・ピクチャーズ間の交渉は昨年から始まっていたが、今年前半に一度決裂していた。関係者によると、売却価格が主要な争点となっていたという。

しかし、ホラー映画の悪役のように「死んだ取引も生き返る」状況となり、現在の交渉は過去の協議よりも成立に近い段階まで進んでいるとされる。

『SAW』フランチャイズは2004年の第1作以降、世界的な成功を収めており、その権利の行方は映画業界で注目を集めている。今後の交渉の進展が期待される。

ソース: Blumhouse in Talks to Buy ‘Saw’ Franchise From Twisted Pictures