ロサンゼルスで表彰式開催、受賞者4名がソニー・ピクチャーズスタジオで4日間の業界プログラムに参加
ソニーとCreoは6月5日、「Sony Future Filmmaker Awards」の2025年受賞者を発表した。世界158の国・地域から7500人を超える映像制作者により1万1750作品の応募があり、厳正な審査の結果、4部門で受賞者が決定された。
2025年受賞者一覧
フィクション部門では、ロッサーナ・モントーヤ氏の「Columbia」が受賞。ノンフィクション部門では、ジュリエット・クロットルップ氏の「Travelling Home」が選ばれた。アニメーション部門では、サンティアゴ・オライアン氏とホセ・ナバーロ氏による「Hermanos Casablanca」が、学生部門では、ヘイダー・フーゼール氏とフランツ・ベーム氏の「Rock Paper Scissors」がそれぞれ受賞した。
豪華審査員団による厳正な選考
今回の審査には、映画界を代表する著名な監督・プロデューサーが参加した。審査委員長のジャスティン・チャドウィック氏(「Shardlake」「ブーリン家の姉妹」)をはじめ、ジェイソン・ライトマン氏(「JUNO/ジュノ」「サタデー・ナイト」)、ミンハル・バイグ氏(「ボージャック・ホースマン」「Hala」)、エリザベス・ガブラー氏(「ザリガニの鳴くところ」「ライフ・オブ・パイ」)らが審査を担当した。
審査員団は受賞者について次のようにコメントしている。「この素晴らしい受賞者グループを通して映画制作の未来を見据えることは、本当にエキサイティングである。クラフトの新たな守護者として、彼らはそれぞれが既成概念に挑戦し、我々が語る物語に新たな生命を吹き込む独特のビジョンを持っている。Sony Future Filmmaker Awardsは、この才能を認識するだけでなく、今後何年にもわたって業界を形作る人々を支援し、力を与えることを目的としており、彼らが映画的景観をどのように再定義し続けるかを見ることを楽しみにしている」。
ロサンゼルスでの特別プログラム
受賞者4名は6月2日から5日まで、ロサンゼルスのソニー・ピクチャーズスタジオで開催された4日間の集中的な業界プログラムに招待された。この期間中、受賞者たちは映画業界のリーダーや幹部との面会を通じて、貴重な経験を積むことができた。また、受賞者にはソニーのデジタルイメージング機器と賞金が贈られた。
次世代映像制作者育成への取り組み
Sony Future Filmmaker Awardsは2023年に設立され、キャリア初期段階にある次世代の映像制作者を支援することを目的としている。ソニーとCreoの協力により、新興の映像作家にスポットライトを当て、世界各地の多様なストーリーテリングを促進することを目指している。
同アワードは2026年春に第4回を開催予定で、応募受付は2025年7月からオンラインで開始される予定である。