2006年に公開され、世界的な大ヒットを記録した映画『プラダを着た悪魔』。その待望の続編に、ルーシー・リュー、ジャスティン・セロー、B・J・ノヴァク、ポーリーン・シャラメといった豪華な新キャストが加わることが明らかになった。
豪華新キャストが続々と決定
米エンターテインメント誌『Variety』の報道によると、現在製作中の『プラダを着た悪魔2』(原題:The Devil Wears Prada 2)に、実力派俳優たちが新たに参加するという。
今回発表された新キャストは、『チャーリーズ・エンジェル』や『キル・ビル』で知られるルーシー・リュー、『ガール・オン・ザ・トレイン』などに出演するジャスティン・セロー、ドラマ『The Office』で脚本と出演を兼ねたB・J・ノヴァク、そして人気俳優ティモシー・シャラメの姉であり、ドラマ『セックスライフ・オブ・カレッジガールズ』で注目を集めるポーリーン・シャラメだ。
その他にも、ブロードウェイで活躍するヘレン・J・シェン、コンラッド・リカモラ、コメディアンのケイレブ・ヒアロンといった多彩な顔ぶれが、ファッション雑誌「ランウェイ」の世界に新たな彩りを加える。
オリジナルキャストもファン待望の再集結
続編には、前作の主要キャストであるメリル・ストリープ(ミランダ・プリーストリー役)、アン・ハサウェイ(アンディ・サックス役)、エミリー・ブラント(エミリー・チャールトン役)、スタンリー・トゥッチ(ナイジェル・キプリング役)が続投することも決定している。
さらに、アンディの親友リリーを演じたトレイシー・トムズや、「ランウェイ」の親会社であるイライアス・クラーク社会長アーヴ・ラヴィッツを演じたティボール・フェルドマンも再び同役で出演する。
続編のあらすじと公開日
ディズニーの20世紀スタジオが手掛ける続編は、2026年5月1日の全米公開を予定している。
正式なプロットは未だ謎に包まれているが、報道によると、物語は伝統的な雑誌出版業界の衰退期を舞台に、鬼編集長ミランダ・プリーストリーが自身のキャリアをいかに切り開いていくかに焦点を当てるものになるという。かつてのアシスタントであり、今や高級ブランドグループの有力幹部となったエミリーと、ミランダが切望する広告費を巡って対立する姿が描かれるようだ。
監督は前作に引き続きデヴィッド・フランケル、脚本も同じくアライン・ブロッシュ・マッケンナが担当し、盤石の布陣で製作が進められている。
世界中を魅了した前作『プラダを着た悪魔』
前作『プラダを着た悪魔』は、ローレン・ワイズバーガーが自身の体験を基に執筆した同名小説を原作とする。ジャーナリスト志望の主人公アンディが、一流ファッション誌の編集長ミランダの過酷な要求に応えながら成長していく姿を描き、世界興行収入3億2600万ドル(約500億円)を超える大ヒットを記録。メリル・ストリープは本作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、批評的にも商業的にも大きな成功を収めた。
ファン待望の続編が、新たなキャストを迎えてどのような物語を紡ぎだすのか、世界中から大きな期待が寄せられている。