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「リービング・ラスベガス」のマイク・フィギス監督のVJスタイルの映画上映イベントを応援してみる

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映画の企画が中心に扱っているクラウドファンド、Motion Galleryに面白そうな企画があったので紹介します。

ニコラス・ケイジのアカデミー受賞作「リービング・ラスベガス」マイク・フィギス監督来日イベントの開催にご協力お願いします!


Timecode
via Wikipedia

マイク・フィギス監督とは

マイク・フィギスは、イギリス出身の映画監督で、95年には「リービング・ラスベガス」という、アルコール依存症の男とラスベガスの娼婦の愛を描いた作品で注目された人です。この映画で、主演のアルコール依存症の脚本家を演じたニコラス・ケイジはアカデミー主演男優賞を受賞しています。娼婦役のエリザベス・シューも主演女優賞にノミネートするなど、役者の高いパフォーマンスを引き出したことで、高い評価を得ました。

また、ミュージシャンでもあり、自分の映画に自分で音楽をつけたりすることもよくあります。映画製作の傍ら音楽活動も並行して行っています。

実験映画「Timecode」

そういう音楽的素養を持つ映画監督マイク・フィギスが、2000年に発表した実験映画「Timecode」は、全編デジタルカメラで撮影され、画面が4分割になっており、それぞれ別のストーリーを展開しているという作品。日本では劇場では公開されておらず、CATVで放送しただけらしいですね。

VimeoにPVがありました。

Mike Figgis’ Timecode from PSP1 on Vimeo.

この映画はきちんとパッケージとして完成されたバージョンもあるようなのですが、多くの映像素材があるため、監督自身がその場でサンプリングして即興で映像を組み合わせて上映するという、ユニークな試みを行っているそう。で、この度マイク・フィギス監督がそのパフォーマンスを日本でやりたがっているそうです。

呼ぶとすれば、VJ映画ですかね。ホントのVJはその場の音楽や場の空気に合わせて映像をリミックスしていきますが、映画でこれをやるとどういう感じになるんでしょう。1つ言えることは、上映されるその場でなくては体験できないストーリーであることですね。

一つの完成されたパッケージ作品はデジタル時代はいくらでもコピー可能で、どこでも視聴することができるものですが、その分映画館で体験する意味は薄くなります。しかし、このフィギス監督のVJ映画は、その場の空気感で即興で組み合わせていきますから、上映劇場だけでの一回性の体験になります。

というわけで、なかなかユニークな試みだと思うので、お金だしてみました。3500円以上の出資で、チケット1枚もらえます。

映画館でしか味わえない「体験」っていうのはもはや設備による迫力ある映像表現だけには求められなくなってきています。テレビどんどん大画面になるし、ブルーレイはめちゃキレイだし、ついにはIMAXの設備も家庭に導入できるようになりました。ものすごい高額ですが。。。しかし、技術はあっという間にコモディティ化するものです。
自宅用IMAXシステム『IMAXホームシステム』を販売開始。シネコンとほぼ同機能

なので、映画館で提供するコンテンツそのものに映画館に足を運ばせる何かを模索する試みの1つとして、このイベント面白そうと思ってます。