攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispersレビュー、公安９課ついに始動

hotaka-sugimoto 2013年11月30日

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第４の攻殻機動隊としてスタートした全４話（１話約50分）のシリーズ『攻殻機動隊ARISE』の第２弾「Ghost Whispers」は草薙素子少佐が公安９課の部隊の設立にいたる物語です。

Border:2 Ghost Painでは、三佐時代の素子の恩人からの決別を通じて、素子が三佐から少佐になり、内面の成長を描くものでしたが、今回は後の公安９課の部下となるバトーや石川、ボーマや斎藤、パズが登場。彼らのかつての上司とニセの記憶にまつわる物語を少佐が解決するというストーリーです。
Ghost Painでは素子の過去との決別を描いていましたが、Ghost Whispersでは、バトーの過去（ニセの）記憶との決別を描きます。
そしてついにバトー、石川、ボーマ、パズ、斎藤といった面々が少佐の下に集結します。公安９課の少佐の部隊の結成の瞬間です。

＜『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』三佐から少佐へ。草薙素子の成長物語＞

あらすじ

５０１機関から独立し、少佐となった素子自身で抱えることのできる部隊の設立を考えていた。そんな中でロジコマへ何者かがハッキングする事件が発生。その事件の調査に着手する素子は、「眠らない眼を持つ男」バトーが率いる部隊から襲撃を受けるが、米軍情報部のエージェントだと言うヴィヴィの助けを借りて逃げ切る。
ヴィヴィはロジコマのネットワークに侵入した張本人であり、ロジコマにバトー達の仕掛けようとしている電子テロに干渉可能な並列コードを仕込んでいたのだった。
バトー達はかつての上司でるソガ・カズヤ大佐の命で動いており、戦時中に難民虐殺の罪を問われ、裁判にかけられている大佐の無実を証明するために闘っているのだった。
大佐は、囚われの身でありながらも専用のネットワークから電子戦を仕掛け、バトー達とととに街の交通機関のネットワークにアクセス、これを掌握する。
素子はこのテロを止めるべく、パズと斎藤を雇い、ヴィヴィとともに彼らに戦いを挑む。しかし、素子が見つけたソガ・カズヤ大佐の真相は意外なものだった。。。

スナイパー、斎藤も元はバトー達と同じ部隊なのですが、ここでは素子の部下としてかつての仲間と敵対する立場として登場します。しかし、金の力であっさり素子を裏切ります。即断即決です　笑
そのことに素子は珍しく激昂したりします。ARISEの魅力の１つに、冷静沈着意外の素子の一面が見れるというとこがあります。ここでの素子は結構感情的になります。パズがバトーに撃たれたことで、バトーをグーパンして、あの大男を吹っ飛ばしたり。

今回トグサは登場せずですが、それ以外の９課の面々は今回の事件を通じて、素子の部下となります。Border:3では、予告によるとトグサが登場。いよいよ９課が全員そろい踏みとなりそうです。

それにしても、感情的になることがあるとはいえ、この事件を解決することで自分の部隊を結成をなし崩し的に認めさせて、自分の思惑を達成してします少佐は、やっぱり計算高く、クールなヒトですな。

若い草薙素子を演じる坂本真綾さんが相変わらず素晴らしいですね。全く違和感なく聴けますね。

公式サイトはこちら。
攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL-