Brancに、「アニメ産業レポート2023」刊行記念セミナーのレポートを書きました。
アニメ産業は約3兆円規模で過去最高に。海外・ライブ・映画が牽引しコロナ禍以降も成長続く | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-
このレポートは2023となっていますが、2023年に発表した2022年のアニメ産業のレポートです。前年比106.8%とのことで、海外市場とコロナからのライブ市場の復活、映画の伸びが全体を牽引したとのこと。
一方でこれまでの成長をささえた配信の伸びが鈍化して頭打ちになってきているとのこと。新しい成長モデルを模索する必要がありそうです。
大きなトピックとしては、テレビ局がアニメに力を入れてきていること。放送外収入を求めてのことですね。視聴率による放送収入が右肩下がりで回復する見込みがないので、急速に新たな収益源を欲してのことです。
劇場アニメは785億円で前年比130.4%となり、史上最高額を更新とのこと。海外市場については円安の影響も大きそうで、ドル換算では前年割れらしいので、素直に喜べないところです。
2023年は多分ですが、海外での劇場アニメの興行収入が伸びていると思います。テレビ局のアニメ事業もさらに加速していますし、ライブ市場、キャラクター市場も引き続き伸びていそうな気がしますし、円安傾向が続いているので、基本的には好調を維持していると思いますが、新たな成長モデルが見つかったかどうかは不透明ですね。
関連作品