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2024年のアニメを総括。藤津亮太さん、渡邉大輔さんとの恒例の座談会

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リアルサウンド映画部で毎年好例となっている、藤津亮太さん、渡邉大輔さんとの座談会が掲載されました。

2024年を振り返るアニメ評論家座談会【前編】 “クリエイター”をめぐる環境変化の1年|Real Sound|リアルサウンド 映画部

2024年を振り返るアニメ評論家座談会【後編】 アニメ視聴者層・受容方法の多様化|Real Sound|リアルサウンド 映画部

全編は『ルックバック』、『きみの色』、インデペンデント作家の長編挑戦や『ガールズバンドクライ』などを取り上げています。後編では総集編映画の是非、リメイク企画の増加、アニメのグローバル化の進行、そして2025年への期待で占めています。

お話していて思ったのは、58分の映画が上映されて大ヒットしたり、総集編的な作品もきちんとお客さんが入っていたりと、そういう上映が可能なのは日本ならではということ。以外と他の国にはない風習なんですよ、こういうのって。

今年もグローバルに日本アニメの存在感が一段と増した感じがしました。単純に国内で作った作品が海外でも人気だというだけでななく、国外資本で日本アニメを作る試みや海外との国際共同制作の事例も増えています。こういう動きは、新しい刺激になるので、業界全体にとっていいことだと基本的には思っています。

『異世界スーサイド・スクワッド』や『ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い』のような企画がうまくいくと、また一つ日本アニメの可能性を広げることにつながるはず。また、『俺だけレベルアップな件』は、国外のほうが人気あるタイトルになっています。

『ルックバック』もAmazon MGM Studioが製作委員会に入っていて、おなじみのライオンのロゴの後に日本アニメが始まるのは新鮮でしたね。『ローハンの戦い』もニュー・ライン・シネマのロゴが入っていて、完全アメリカ資本なんだなとしみじみ。

リメイクアニメの動きについては、改めて何か書きたいなと思っています。以前書いたものを発展させたり、個別に具体的な作品の過去作と比較して原稿なり書きたいと思っています。
 
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