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「御上先生」8話ネタバレ:高橋恭平が事件の核心に関わる人物か?倭健命の正体は御上ではない?


日曜劇場『御上先生』第8話「決戦」は、教育の本質と学校の闇が交錯する緊迫の回だった。

御上(松坂桃李)が文科省に戻るという噂が校内に広がる。クラスの成績が低下したことが表向きの理由とされるが、背後には文科省と隣徳学園の癒着の問題があり、御上の動きが邪魔になっているのではないか。生徒たちはこれを防ぐには成績を上げる必要があると悟るが、御上は、生徒たちに考える力を養う教育を施しており、暗記型の詰め込み教育のシステムの中では、その過程で短期的な成績低下は避けられないと語る。

生徒たちは、このままでは御上を失うことになると気づき、自らの意志で学び、次の試験で結果を出そうと決意する。ただし、それは誰かのためではなく、自分自身のためでなければならないという考えに至る。このやり取りには、教育の本質的な価値と、それを貫く困難さが浮き彫りにされている。

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一方、古代理事長(北村一輝)と溝端(迫田孝也)、さらには文科省の槙野(岡田将生)と塚田(及川光博)の間では、御上を巡る政治的駆け引きが加速する。塚田が御上を昇格させようとする意図を知った槙野は複雑な思いを抱く。さらに、学校の不正入学問題も浮上し、是枝(吉岡里帆)はその真相に迫るべく動き出す。彼女は高志印刷会社を訪れ、寄付者名簿を持ち出した人物が御上であることを突き止め、倭健命は御上だったのかと問うが、御上自身はそれを否定。一色(臼田あさ美)も交えて、学校の不正入学の証拠を掴みたいが、なかなか困難を極める状況だと話し合う。

また、神崎(奥平大兼)は事件の加害者である真山弓弦(堀田真由)から手紙を受け取り、その過去に触れる。彼女がゲバラの言葉「世界があなたを変えれば、あなたは世界を変えられる」に共鳴し、犯行に及んだ背景が明らかになる場面がある。彼女の過去は、家庭内暴力や学校での孤立といった複雑な要因が絡み合っており、加害の裏には被害があったことが明らかになる。

御上のクラスでは、生徒たちが学習方法を再考し始める。知識の詰め込みではなく、考える力を養うことが重要であり、その結果としての成績向上を目指すという姿勢が示される。この議論の中で、御上は「記憶力は若いうちがピークだが、年をとると頭は良くなる」と語り、教育の本質を改めて示唆する。

物語の後半では、是枝が溝端に対峙し、彼が御上のスキャンダルをメディアにリークした可能性を追及する。溝端は「もう後戻りはできない」と言うが、是枝は「先に進むことはできる」と説得する。溝端はかつては理想を持った教師だったようだが、不正の片棒を担がされていることで道を踏み外してしまっているようだ。

そして最後に、富永(蒔田彩珠)が事件に巻き込まれるという衝撃的な展開が待っていた。一体彼女の身に何が会ったのか。
 
溝端はこれまで嫌な小物、というイメージのキャラクターだったが、今回のエピソードでは彼の事情が幾分掘り下げられ立体的な人物像が構築されることになった。

そして、謎の青年(高橋恭平)は、戸倉樹という名前で、冴島先生(常盤貴子)の事件に関わりがあるようだ。そのことを神崎が突き止め、冴島と引き合わせるのだが、次週、この謎も解き明かされることになりそうだ。

そして、倭健命は結局御上ではないらしい。では誰なのか、これも次週明かされることになりそうだ。

登場人物
御上孝(松坂桃李)  
是枝文香(吉岡里帆)
神崎拓斗(奥平大兼)
富永蒼(蒔田彩珠)  
次元賢太(窪塚愛流)
千木良遥(髙石あかり)
倉吉由芽(影山優佳)
櫻井未知留(永瀬莉子)
槙野恭介(岡田将生)
溝端完(迫田孝也)
一色真由美(臼田あさ美)
津吹隼人(櫻井海音)
中岡壮馬(林 泰文)
真山弓弦(堀田真由)
謎の青年(高橋恭平)
塚田幸村(及川光博)
冴島悠子(常盤貴子) 
古代真秀(北村一輝)
東雲温(上坂樹里)
椎葉春乃(吉柳咲良)
御上宏太(新原泰佑)
戸倉樹(高橋恭平)