バーチャルシンガー初音ミクが2025年4月から5月にかけて開催した日本全国ライブツアーが、累計2万5千人以上を動員し大成功で幕を閉じた。
目次
ライブツアー概要:7都市14公演で満員御礼を達成
クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が主催した「初音ミク JAPAN LIVE TOUR 2025 ~BLOOMING~」は、大阪、愛知、福岡、東京、香川、北海道、沖縄の7都市で開催された。2023年の前回ツアーから2年ぶりとなる今回のツアーでは、初音ミクのライブ開催が初となる香川・沖縄も含めた全14公演が完売となった。
ツアーには初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOのバーチャルシンガー6名が出演。さらに今回初の試みとして、重音テトが全公演にゲスト出演し話題を呼んだ。
セットリスト:新曲から定番曲まで23曲を披露
各公演では23曲が披露され、1曲目は全公演共通でライブ初披露となる「プシ」(r-906 feat. 初音ミク)でスタートした。オリジナルMVと同じ衣装で登場した初音ミクに、会場からは大きな歓声が上がった。
注目の演目として、6曲目「Caged Flower」(Re:nG feat. KAITO)、7曲目「夜舞うシルエット」(宮守文学 feat. MEIKO)が全公演で初披露された。会場はKAITOとMEIKOのイメージカラーである青と赤に染まり、ファンを魅了した。
重音テトとの初共演が実現
14曲目では、サプライズゲストとして重音テトが登場。「メズマライザー」(サツキ feat. 初音ミク、重音テト)が披露され、クリプトン主催ライブとしては初となる初音ミクと重音テトの共演が実現した。
アンコール前の”LAST SONG”では、往年の名曲「ODDS&ENDS」(ryo (supercell) feat. 初音ミク)が演奏され、会場は大きな盛り上がりを見せた。
ツアーのテーマソングとして、Noz.が書き下ろした「Over Flow(er)」(Noz. feat. 初音ミク)でツアーは締めくくられた。初音ミクは米山舞がデザインしたツアー専用衣装で登場し、歌とダンスで会場に笑顔の花を咲かせた。
オンライン配信は6月7日まで視聴可能
ツアーに参加できなかったファンのために、5月3日の東京夜公演の模様がABEMA PPVで配信されている。配信は6月7日(土)23時59分まで視聴可能で、チケット販売は同日21時まで行われる。配信チケットは税込3,000円で購入できる。
地域密着型のセットリストも話題
今回のツアーでは、8曲目に各地域にゆかりのあるクリエイターの楽曲を組み込む工夫が施された。このような地域密着型のセットリスト構成は、全国ツアーならではの魅力として評価されている。
その他、「脳内革命ガール」(MARETU feat. 初音ミク)、「メランコリック」(Junky feat. 鏡音リン)、「ゆめゆめ」(DECO*27 feat. 初音ミク)など、新旧の人気楽曲が幅広く披露された。
公式サイトでアフターレポート公開
クリプトン・フューチャー・メディアは6月4日、公式サイトでライブ写真やセットリストを含むアフターレポートページを公開した。連動企画も継続中で、ファンは引き続き楽しめる内容となっている。
配信情報:
- 配信期間:6月7日(土)23:59まで
- チケット販売:6月7日(土)21:00まで
- 料金:3,000円(税込)
- 購入サイト:ABEMA PPV