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「国際プロデューサーコース」を設立したVIPO事務局次長に話を聞いてきました

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 Brancに、NPO法人映像産業振興機構(VIPO)が設立して「国際プロデューサーコース」について、VIPO事務局次長・映像事業部長・情報サービス事業部長の槙田寿文さんに取材してきました。

 「日本映画に必要なのは国際的なプロデューサー」VIPO事務局次長に国際プロデューサーコース設立の意義を聞く | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-

 これは国際的に活躍できる映画プロデューサーの育成を目指すコースです。これからの日本映画は国内の市場だけで事業を展開するのではなく、グローバル市場でやっていくことが求められています。そのためにどんな資金調達方法があるか、国際市場にでていくために何が必要なのか、映画祭の特徴やネットワーキングなど、様々なことを教えてくれる場をとなっています。

 有名どころでは、『PLAN 75』のプロデューサー、 水野詠子さんがこのコースを受講しています。この映画は国際共同製作という形で、日本の会社だけで資金を集めていません。海外からも資金を募り、あらかじめ国際展開することを前提に企画され、見事に成功を収めています。

 槙田さんには、このコース立ち上げの経緯と国際プロデューサーが日本映画にどうして必要なのか、プロデューサーに必要な能力はなにかなど、多岐にわたるお話をしていただいています。カンヌ監督週間の特集上映を日本に持ってきた意図についても聞いています。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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VIPO Film Lab(フィルムラボ)
・告知
※今年度はこれから募集(6月初/締切:6月末の予定)
 
取材対象者

=======槙田 寿文

(特定非営利活動法人映像産業振興機構 事務局次長 兼 映像事業部長 兼 情報サービス事業部長)

短いバージョン

2014年VIPOにて現職。

若手映画監督およびプロデューサーの育成や、映画スタッフ育成事業、海外映画祭における企画ピッチ支援、海外ロケ誘致等、様々な映像関連事業に携わる。

ロングバージョン

大学卒業後商社入社。財務、ニューヨーク駐在を経て、経営企画部に所属。

米国大手食品会社日本法人CFO、米国大手医療機器会社日本法人CFOを経て2014年より現職。

若手映画監督およびプロデューサーの育成や、映画スタッフ育成事業、海外映画祭における企画ピッチ支援、海外ロケ誘致等、様々な映像関連事業に携わる。ちなみにですが、槙田はともと映画業界とは全く別の業界でしたが

個人として、黒澤明の研究家として活動しています。国立映画アーカイブ開館記念

没後20年 旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクションより

脚本家 黒澤明

 
 
資料

【VIPO Film Lab】国際プロデューサーコース 2022(全10回)実施報告 | 【VIPO】映像産業振興機構

「VIPO Film Lab」国際プロデューサーコース2021(全10回)実施報告 | 【VIPO】映像産業振興機構

「プロデューサー養成講座」の講師・安藤紘平先生に聞く――これからの映画プロデューサーに求められること | 【VIPO】映像産業振興機構

「Rotterdam Lab 2023」若手映画プロデューサー派遣 実施報告 | 【VIPO】映像産業振興機構

インタビュー一覧 | 【VIPO】映像産業振興機構

映画ファンのための映画アーカイブ最新事情――知られざるノンフィルム資料の価値 | 【VIPO】映像産業振興機構

Netflix Japan | ネットフリックス on Twitter: “VIPO 事務局次長 槙田寿文 「特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、この度のネットフリックス社のHardship Fundの趣旨に賛同し、事務手続きの代行をすることとなりました。困難な状況にある映像制作スタッフの皆様の一助となれば幸いです」 (コメント一部抜粋)” / Twitter

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日本人新進プロデューサー3名のロッテルダム奮闘記
〜国際的に活躍できる映画プロデューサーは何が違うのか〜 | 【VIPO】映像産業振興機構

VIPフィルムラボでは国際的な人材の育成を目的にしている
 
 
質問案(仮)

– 「VIPO Film Lab」国際プロデューサーコースが立ち上がった経緯を教えてください。
– VIPOでは、若手プロデューサー派遣のプログラムや映画プロデューサー養成講座など、プロデューサー育成のプログラムがいくつかあると思いますが、なぜ、映画プロデューサー育成は重要なのでしょうか。
– 「VIPO Film Lab」国際プロデューサーコースは、それら映画プロデューサー養成のプログラムとの違いはなんでしょうか。
– 映画プロデューサーの仕事は多岐にわたると思いますが、何を重視してカリキュラムを組んでいますか。
– 例年、どういった方たちが国際プロデューサーコースを受講されているのですか。また、受講後、どういった活躍をされていますか。
– 「VIPO Film Lab」はグローバルな人材を育成することを目的にされています。今グローバル人材が求められているのはどうしてですか。
– 海外の映画では国際共同制作、出資先が数カ国になる作品は珍しくないと思いますが、日本でも国際共同製作作品は増えているのでしょうか。
– グローバルに活躍するプロデューサー人材に求められる資質はなんでしょうか。
– 今年のカンヌ国際映画祭では、日本人の受賞もありましたが、カンヌでの日本映画への注目度は高かったのでしょうか。
– VIPOはカンヌ監督週間とコラボレーション契約を発表されました。この提携の経緯と狙いを教えてください。
– 国際マーケットや映画祭などを通じて、日本映画業界にどんな課題があると感じていますか。

単なる映画プロデューサーではなく、「国際プロデューサー」の育成に力を入れるのはなぜ

どのような目的意識で、カリキュラムを組んでいるのか

毎年、どういった方たちが国際プロデューサーコースを受講されているのですか。

VIPOでは若手プロデューサー派遣のプログラムなどもあり、プロデューサー養成に力を入れている印象です。これは日本にプロデューサーが不足しているからなのでしょうか、どのような問題意識なのか

映画のプロデュースを教えるというのは、漠然としていて、何を教えているのか傍目にはわかりづらいかもしれません。プロデューサーの仕事は多岐にわたると思いますが、何を中心に教えていますか。

脚本開発のプログラムも含まれています。資金調達や映画の売り方以外にこれを重視する理由はなんですか。

国際共同製作の今について、日本での事例は増えているか。

海外と仕事する上で求められること、大事なこと

映画を販売していく意識について、今国際マーケットは何を求めているのか

日本映画の課題

カンヌマーケットの様子について

監督週間とVIPOのコラボの狙い

卒業後、どんな人材が業界で活躍しているか
 
  
 
構成6月17日
Point4つ

コースの狙い・特徴

国際プロデューサーが必要な理由

   国際映画の現状と常識に日本がおいつけてない

プロデューサーに必要な資質

日本と世界の今

   カンヌ監督週間を持ってきた理由

   国際人材が増えてきた。竹内さんとか水野さんとか
 
 
Intro

コース概要

今、なぜ国際プロデューサーが日本映画に必要なのか、VIPOの槙田さんに話を聞いた。
 
 
Body1国際プロデューサーコースの狙い・特徴
VIPOフィルムラボの国際プロデューサーコースは、ロッテルダム映画祭のロッテルダムラボを参考にして立ち上げられた。
ロッテルダムラボでは、若手プロデューサーにノウハウとネットワークを提供し、その後はロッテルダム映画祭の高いピッチを目指す。
VIPOでは、これに着想し、日本でも同様のコースを必要としていた。特に、コロナ禍でオンラインでの開催が可能になり、より広範な人材にアクセスできるようになった。
コースに申し込む人は、すでに映画製作経験があるか、将来的に国際的なプロデューサーを目指す意向がある。
VIPOには若手プロデューサー向けの他のコースもあるが、国際プロデューサーコースはその上位の層を対象としている。
カリキュラムでは、映画祭の運営や国際共同製作に関する知識や戦略的なアプローチが重視されている。
プロデューサーの育成はマニュアル化されないため、基本的なことを教えた後は、自ら模索して学ぶ必要がある。
監督の一人は、自身の作品でプロデューサーの貢献がわからないことに疑問を呈し、プロデューサーの役割を理解する必要性を述べた。
 
 
Body2国際プロデューサーが必要な理由
国際プロデューサーコースは、監督が海外志向の作品を作りたいという需要に応えるために立ち上げられた。
日本では監督の海外志向はあるものの、そのパートナーとなるプロデューサーが国際的なビジネススキルに乏しい。
日本の映画市場は大きいため、国内だけでもビジネスが成り立つため、国際的なプロデューサーが求められていなかった。
しかし、海外でのチャンスが増えており、アニメやダイバーシティの観点から、日本映画の市場の拡大が期待されている。
諸外国の映画製作は国際共同制作が当たり前であり、国際的な視点が必要とされている。そもそも国際共同製作という言い方がない。それが当たり前なので。
 
 
Body3プロデューサーに必要な能力とは
プロデューサーに必要な能力やスキルは多岐にわたり、審美眼やビジネススキル、コミュニケーション能力、調整能力などが重要。
リーダーシップやリスクに対する敏感さも必要であり、企画をリードし、チームをまとめる能力が求められる。
プロデューサーの育成にはオープンマインドでのチャレンジ精神が必要であり、多様な経験を積むことが重要。
ロッテルダムラボに参加した映画人材が活躍する例があり、アスミックからも参加者がいる。
PLAN 75の水野さんも受講した
法律の知識もある程度必要
 
 
Body4日本と世界の今
プロデューサーのやりがいは、自分が育てた映画が評判を得て利益を上げ、優れた監督を世に送り出すことにある。
国際共同製作の増加により、国内の映画人材が海外での活動を積極的に行うことが増えており、そのチャンスを活かすための挑戦が重要とされている。
日本の映画業界も海外映画祭への参加や国際共同製作の推進など、国際展開を以前よりは積極的に行っており、その結果、海外での注目度が上がっていると感じられる。
日本の映画人材は海外での活動に対するハードルを高く考えすぎている場合もあり、その心理的な壁を取り除くことが重要とされている。
カンヌ監督週間の作品を日本で上映するのは、その傾向を学んでこういう作品が選ばれるのかと感じてほしいから、海外との距離感を縮めたい
 
 
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 メモ終わり。日本映画のグローバル展開の重要なところを担うのはやっぱりプロデューサーです。今までのように国内企業だけで製作委員会を組むのが、唯一の方法ではない、世界に目を向ければいろんなやり方があるので、映画プロデューサーを目指したい方は、このコースを受けてみるのもいいと思います。
 
 
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