[PR]

ジャニーズ問題と芸能界の国内志向の問題と声優のポテンシャルについて書きました

[PR]

 マグミクスにジャニーズ問題を踏まえて、タレントのグローバル展開の重要性と声優はグローバルに売れるようになるかについてのコラムを書きました。

 ジャニーズの「メディア支配」は崩壊 世界に通用する番組づくりで「声優」は浮上するか? | マグミクス

 ジャニーズのメディアコントロールによって国内市場を抑えるやり方は、そもそも現代ではもう限界だったわけですが、性加害問題が起きなくても早晩崩壊したとは思います。で、次は芸能界はどうするべきかというと、縮小する国内市場に固執するのではなく、韓国の芸能界のようにグローバルに活躍できるようにかじを切っていく必要があります。

 日本のエンタメでグローバル展開が最も進んでいるのはアニメです。アニメにかかわる芸能人は、何と言っても声優。海外のコンベンションとかに呼ばれることも結構多いですが、もっと声優がグローバルに活動できるようになれば、声優業界も一層の変化があるかもしれないですね、と思って書きました。

 声優業界の課題はいくつもあるんですけど、変化していく時代に応じてきちんと対応していけるようになってもらいたいですね。固定制のギャラの金額も上げないといけないと思うし。

 ジャニーズ問題は、日本の芸能界システム全体の問題でもあって、もっというとテレビ業界や映画業界全体の問題でもあります。今までのやり方では通用しないという実感は色んな人が持ってると思うんですけど、早いとこ変わっていかないと国際競争力がつかないので、頑張って変わってもらいたいです。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
——————
 
 
参考
声優のグローバルな活動の可能性:活躍の場は海を越えても広がる?(小新井涼) – エキスパート – Yahoo!ニュース

日本独自の発展を遂げた声優文化、海外にも影響が? – Real Sound|リアルサウンド

堀川りょう著:コラム第3回!グローバル声優でチャンスを掴む|声優養成所インターナショナルメディア学院

「テレビ離れは起こっていない」。レグザ300万台の視聴データからわかった「現代のテレビの使われ方」 – PHILE WEB
(512) 【ジャニーズと文化産業のグローバル化】Spotifyの順位と日本のヒットチャート/日本の音楽を世界的ビジネスに/BTSとの比較論/日本のポップ文化は優れている/政治と法整備の出番だ【松谷創一郎 後編】 – YouTube

King&Prince脱退メンバーが発する「海外」の意味──「CDでしか聴けない全編英語詞の曲」の闇(松谷創一郎) – エキスパート – Yahoo!ニュース

Point

NHKのジャニーズの紅白対応は妥当、一方で芸能界のシステムそのものは温存されたまま

ジャニーズのテレビでの露出は確実に減少する、高まる声優人気はその穴埋めとしてなる可能性はある。

国内だけでやっていくことの限界が出ている。声優のほうが国際的には知られている可能性すらある。これは番組のグローバル化をする気があるかどうかにもよる

ジャニーズの終焉は日本エンタメのドメスティックなやり方の終焉。日本の番組をグローバルに展開する気があるのなら、声優起用は理にかなう。
 
 
Intro

ジャニーズ問題でテレビと芸能界が揺れている。

ジャニーズは廃業に向かい、今後はエージェント会社として新会社がやっていくことになった。

紅白出場がゼロになるという報道もあった。

これまで複数組出場していた紅白、その他の番組でも新規出演を見合わせる動きがでている。

スポンサー離れがこれで止まるかはわからない、新規の番組出演も今後はどうなるのか。
 
 
Body1

この問題は人権問題。人権侵害を容認していた会社の処遇を巡る問題。

容認していたのはテレビ局も同様。ジャニーズと同じように補償はテレビ局からなされてもいいぐらい。少なくともジャニーズは第三者委員会を設置して過去を調査したが、テレビ局は自身の過去を検証していない。

ジャニーズとの共犯関係でこれまでテレビが守っていた暗黙のルールと事業モデルが崩壊することを意味する

芸能界は大きく変わらざるを得ない。
 
 
Body2ドメスティックビジネスの終焉

メディアをコントロールし、ネットにも進出せず、国内市場だけで回すモデル。

人口減少時代にはどのみち通用しないやり方だった。

バラエティ番組もタレントもグローバルを意識する必要がある時代。

長期的に旧ジャニーズの影響力は落ちていくが、その代わりに台頭するのは色々な存在になる。その中で声優のタレント業進出も進んでいくと思われる。
ドメスティックな市場だけでやっていく限界がある。今後はYouTubeなども含めて、どんどん外に出ていく時代。

声優のグローバル人気の実態。

声優を起用することで、番組自体の国際認知度を高められる可能性はある。

声優の演じるキャラクターは国際的にも知られている。

堀川さんなどはグローバル声優の出現を重要視する

演者も思った以上に知られる存在になってきている。

紅白はドメスティックな音楽人気の集まりばかりだった。Kpopの進出とともに崩れ始めている。

よりグローバル人気を目指すなら、声優の起用やアニメ関係の曲をさらに多く起用していく必要がある。今年一番のヒット作は、推しの子のアイドルなわけだ。

テレビ曲はドメスティック市場を支配してきたが、グローバルに戦える人材を求めるなら声優というチョイスは現実的にある。

英語を喋れるバイリンガル声優なども登場してきて、おそらくアニメのグローバル人気を背景に、声優人気もどんどん海を越えていけるようになっていく。

そういうグローバルな人気をテレビも必要とする可能性は充分にある。

バラエティ番組は海を越えにくいが、コンテンツとして

アニメは幸か不幸か、そういうテレビ局のドメスティックなビジネスに巻き込まれることが少ないポジションだった。

単純に人気の時流にのるだけではなく、文化産業の健全は発展として
 
 
——————
 
 
 メモ終わり。

 日本の声優さんは演技のレベルも高いし、素晴らしいのですが、その素晴らしさを保つための条件というか、環境がだんだん崩れているので、そこも立て直しが必要、海外市場を切り開くことができれば、再びそういう環境を作り直せるかも、とちょっと思っています。今は食べていくために芝居以外に、食い扶持を作る必要があるので、そうすると必ずアイドル的な売り方するしかない、多彩なタイプの役者が育ちにくい、みんな同じ方向になっちゃうんですよね。

 例えばTARAKOさんとかクジラさんみたいなタイプの若手声優っていないですよね。みんなキレイな声出してしまうというか。テレビや映画なら、伊藤沙莉さんとか江口のりこさん的な存在感の俳優にも活路はあるわけですけど、若手声優にそういう道があんまりない。これはもったいないことだし、アニメで描けるキャラクターの幅も狭くなると思います。もっといろんな芝居のできる声優が普通に食べていける状態を作るために、やらないといけないことはたくさんあると思います。
 
関連作品

[PR]