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『すずめの戸締まり』と『THE FIRST SLAM DUNK』を中国で配給した会社の社長に新事業について聞きました

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 Brancで、『すずめの戸締まり』と『THE FIRST SLAM DUNK』を中国で配給し大ヒットに導いたRoad Picturesの蔡公明(ツァイ・ゴンミン)さんに取材してきました。

 【独占】『すずめの戸締まり』と『THE FIRST SLAM DUNK』を中国で大ヒットさせた会社が仕掛ける新事業とは | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-

 Road Picturesは、この度新たな事業として関連グッズや体験型のイベントの開催を手掛ける新会社「GuGuGuGu」を設立。中国で日本アニメのIP展開を多角化していくとのこと。その事業内容や狙いについて、詳しく話を聞きました。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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Intro

すずめとスラダン中国ヒットの仕掛け人、配給会社のRoad Pictures

ツァイさんが東京国際映画祭で来日。

すずめとスラダンヒットの要因と日本アニメをもっと売れるようにするための仕掛ける新事業について聞いた。
 
 

Body1 新事業について
– 背景:過去1年間、会社は多くの日本アニメを配給
– 中国の二次元カルチャーの人気に気付く:アニメ、商品、イベントに対する熱狂がある
– 中国の市場では映画と商品の連携が不足:映画公開時に商品がない状況
– 日本と中国のファン文化の違い:日本は成熟し、中国はまだ距離があると感じる
– GUGUGUGUの新会社設立:ファンと共同で作り上げる意識、ファン提案の名前
– GUGUGUGUの意味:グッズの音、「谷」、谷の漢字は家と似ているので家も連想できる
– 会社の目標:映画配給から商品化とイベント展開までワンストップ提供
– 4つの要素の繋がり:映画、商品、イベント、二次創作をファンに提供
– 会社の強み:中国の市場で商品を売る会社は少ない、コンテンツとマーケティングの経験を持つ

商品開発チームもすでにある。リアル店舗も来年オープン
– 商品化権などの交渉:映画配給権だけでなく商品化権も取り組む予定
– 商品開発:社内開発チームと日本のクリエイターとの協力、日本製品の価値を重視
– 中国での売れる商品:低価格帯のグッズ、ファン向けアイテム、高価格のフィギュア、日用雑貨
– 店舗展開計画:来年に10店舗出店、総合的なグッズ店舗やコラボカフェメインの店舗など様々な形態
– テーマパークの展開:アニメや二次元のテーマパークを目指し、ファン向けのイベントや多彩なコンテンツの提供を目指す。
 
 

Body1 スラダンとすずめの成功について
スラダンでは、ファンが応援上映を企画することもあった。
プレミアムイベントの成功がこうした盛り上がりを作った。スクリーンや音響などに高額の投資をし、井上監督のビジュアルのこだわりに合わせたクオリティを提供

日本映画がもっと売れるためには、、
– 日本映画の成功:日本映画は万引き家族や花束みたいな恋などが成功し、中国市場で人気のジャンルはラブストーリーとサスペンス
– 社会性と娯楽性のバランス:パラサイトなどが良い例であり、エモーショナルな作品が求められる
– アニメの適性:現実の問題から離れて楽しめるアニメが中国市場に適しており、宮崎監督の新作なども期待される
– 日本の俳優と中国市場:実写作品では日本の俳優が出演するが、アニメは中国の声優が声を当てることで文化の差異を小さくできる
– 次のヒット作品:11月には「紅の豚」の上映があり、来年には2本のアニメ映画を予定。すずめやスラダンほどの規模を超えるのは難しいが、目指すところはある。
 
 
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 メモ終わり。

 東京国際映画祭のマーケットに合わせて来日されていたのですが、同社は今後も日本の作品を積極的に配給していくようです。ただ作品を配給して上映するだけじゃなく、メディアミックスを仕掛けるという点は、今日本のアニメが海外に対してやらなければいけないものなので、それをいち早くやろうとしているのは、きちんと日本アニメの強みを理解している証拠ですね。

 アニメの熱狂は作品だけで生んでいるわけでじゃなく、周辺のビジネスを巻き込む形で、ファンのタッチポイントを増やすことで起きています。日本ではまちなかでアニメ関連のグッズや商品を見かけることがしょっちゅうあるわけですけど、そういう環境がアニメの人気を押し上げている。これまで以上海外進出することを考えると、海外でもそういう環境を生み出す必要があります。

 なので、Road Picturesさんの新事業を実に的を射たものだと思います。

 
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